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よちよち文藝部

よちよち文藝部

よちよち文藝部

作家
久世番子
出版社
文藝春秋
発売日
2012-10-23
ISBN
9784163757506
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よちよち文藝部 / 感想・レビュー

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chiru

めっちゃ笑った!😆よちよち文藝部日本編!芥川、太宰、漱石などのオールラウンダーたちがパロディ風にリライトした斬新すぎる「桃太郎」が誕生。さて、あの文豪が桃太郎を書いたら…? 超有名な文豪を知ったかぶれる楽しい本😉♪ 太宰の重い人生が厨二心を擽りディープな世界へ…「人間失格」。四国で自ら拗らせ炎上🔥…「坊ちゃん」。猫に名前をつけないわけ…「吾輩は猫である」。罪の意識に苛まれ続けた男のロマン…「こころ」。羅生門の世界へようこそ…「桃太郎」。裸に薔薇のキメポーズで悩殺する芥川先生🤣 面白かった!★4

2022/05/14

ひめありす@灯れ松明の火

私の敦が!賢治が!中也が!基次郎さんが!藤村が!!なんて事をしてくれたんだ!とか言いつつも、このテイスト嫌いではありません。偉大かもしれないけれど、歴史を買えたのかもしれないけれど、当時は娯楽の為の本として読まれたし、読んでいる事で大人達が眉を顰めたりした、私達が今楽しんでいる物語と、作家さんと文豪達も同じなんだなって思うから。でも、解釈が面白すぎる。そうか、あれがああなのか。私も文藝部に入部したい~。何度もゆあーんゆよーんともというんうんと頷きながら読んでしまいました。部長、次は鏡花さんをやりましょう!

2015/03/11

buchipanda3

かの有名な文豪たちはやっぱりキャラが立っていた。彼らの人となりや作品を面白エピソードを交えて描かれたエッセイ漫画。ぷぐぐ何度も爆笑。番子さんやっぱ面白すぎるよ。それまで何となくイメージがあった人物から、さほど無かった人物まで丸ごとユニークなキャラが埋め込まれた。中也の黒目率、いやあ凄い。大岡昇平が表したおたんこなすの顔ってのがまた効いてくる。もう中也の詩を読むしかない。太宰、三島の二大濃すぎキャラ、中島敦の沙悟浄男子もなるほどと。一葉のたけくらべは同じくガラスの仮面で知った。番子さんの賢治愛も感じたなあ。

2019/12/15

昼寝猫

『暴れん坊本屋さん』でデビューした久世番子さんが明治から昭和の文豪を紹介してくれる。漫画家さんだから当然漫画でだ。しかもかなり〝自由〟な感じの紹介で、大胆に突っ込んでいくので文豪ファンが読んだら怒っちゃうかもしれない。でもマジの文豪ファンはこういう初心者向けの本は読まないだろうからいいのかもしれない😁別に海外文学編もあって、文庫版だと合本になっているのでお得だ👍

2024/01/08

neimu

下ネタというか、裏読み、深読みというか、昔なら大学の研究室でクスクス笑いながら暴露されていた感じの話題がオンパレード。絵は好みじゃないけれど、ネタの括り方というかまとめ方は捻りが効いていて面白い。娘に読ませてしまったので、きっと高校生になって文学史なんか習ったら、鼻で笑って吹き飛ばしてしまうかも知れないな。谷崎潤一郎は元より嫌いだったけれど、ますます嫌いになったわ。

2012/12/05

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