山本容子のアーティスト図鑑 100と19のポートレイト
山本容子のアーティスト図鑑 100と19のポートレイト / 感想・レビュー
優希
山本容子さんの描くアーティストたちのポートレイト。アーティストと一言で言っても芸術家、文筆家、音楽家と守備範囲は広いです、1人1人に添えられている短文のセンスが鋭くて素敵です。しりとりのように繋げていくのも面白い。それぞれのアーティストに対する尊敬の念を感じさせながらも時折破壊力があるのが好みでした。銅版画もオールカラーで楽しめるのが贅沢でした。巻末にきちんと解説もあるのも親切だと思います。
2015/11/18
にゃおこ
泉鏡花、グリム兄弟、マチスのポートレートが特に好き
2024/03/22
tera。
銅版画家の山本容子が描き、雑誌に使われた191名の銅版画ポートレイト。作者による200字程度の短文が添えられているのだが、そのセンスがとてもいい。知っている人の事はクスリと笑いながら、知らない人の事はWikipedia先生に教わりながら楽しめる一冊。でも巻末にはちゃんとindexもついているので、調べなくても大丈夫(笑) 描かれている人物に対する作者の尊敬や愛情が感じられ、構図にエスプリが利いているし色使いがとても優しくて暖かい。 個人的なお気に入りは、ドリトル先生シリーズの作者ヒュー・ロフティング。
2014/05/16
アコ
芸術の世界における巨匠たちを足かけ17年に渡って銅版画で描き、そこにちょっとしたコラムがついている、というオールカラー構成。山本容子さんの銅版画は元々好きだし、芸術家たちを知れるのは楽しくもあるけれど、時間や心にゆとりがないときに読む本ではないな、と。というのも添えられているコラムがどこか詩的で味わって読みたいものだと感じたから。しかしまあ自分がいかに物を知らないかがよーくわかった。芸術界の巨匠たちなのに知らないひとも多くて。でもこうしたキッカケから人物に興味を持つこともまた楽しいようにおもう。
2015/11/10
コーデ21
先月銀座和光で開催された「山本容子 ポートレート展-本棚の仲間たち-」を観たあと、展示以外の作品も見たくて図書館で借りてみました。オシャレかつ洒脱なポートレート画、とても刺激的で楽しめました♡ が、絵についての山本さんの文章が私の肌には合わず~(>_<) パラパラめくってみただけのまま返却日が到来。一緒に借りた「本の話 絵の話」のほうは文章がメインだったので、ほんの数ページでギブアップでした★ 絵は好みなんですがね~(;^ω^)
2019/06/19
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