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ウエザ・リポート 見上げた空の色

ウエザ・リポート 見上げた空の色

ウエザ・リポート 見上げた空の色

作家
宇江佐真理
出版社
文藝春秋
発売日
2013-04-11
ISBN
9784163762500
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ウエザ・リポート 見上げた空の色 / 感想・レビュー

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ぶんこ

多分著者のエッセイは初めてですが、文庫後書きのファンだったので、楽しく読めました。どこまでも市井の一主婦目線を失わないのは流石です。「雷桜」のお遊が蒼井優というのは、私も違和感をもったので、著者が「フラガール」を観て才能に感嘆された話、ロケ地での様子等を読んで、映画を観たくなりました。また大好きな高村薫さんの話では、ご家族4人もの介護を経験された壮絶な体験から重厚な小説が生まれたと知り、益々ファンになりました。それをエッセイの題材に選んでくださった著者にも感謝です。

2016/01/10

baba

宇江佐さんファンを自称していましたが、エッセイは初めて。毎日の食事の準備、洗濯、掃除をこなして、日々の暮らしを大事にしていた事が伝わり、改めて市井の暮らしぶりが活き活きしている様が浮かぶ。人柄を忍び一文一文心して読む。

2016/02/23

いつでも母さん

大好きな宇江佐さんのエッセイ。久しぶりに再読。やはり、この作家の文章も表現も好きだ~!妹さんの事とお母様のくだりは何度読んでも泣けるし、私の母と重なって苦しくなる・・ご本人も仰る通り『○木賞』なんてことは私には『それが何か?・・』に位置づけで有り、宇江佐さんが執筆活動を続ける限り、市井の人びとを宇江佐さんの文体で書き続けて欲しいと思うばかりです。なので、お心身(からだ)労って下さいと願ってます。私も大好きな街・函館。五稜郭の桜もそろそろでしょうか・・

2015/04/05

ドナルド@灯れ松明の火

ウェザリポート続編。今回はやや堅めのエッセイだと思う。アラ還となって、今迄主婦業と作家生活をがむしゃらにやってきたが、今後はどうやって生きていくかという考え方が滲み出ている。今後も作品を書き続ける覚悟はあるがやはり年を経てオファーを断るようになったようだ。(作品数が少なくなる)今作のエッセイ群を通して、宇江佐さんの「開き直り」(今までの生き方で良かったんだ。これからもそれで行く)が感じられた。

2013/06/15

なにょう

ホントにどこにでもいそうな主婦。でも書き続けた。直木賞の候補になること六たび。落選。でも書き続けた。この本が出て2年後お亡くなりになられた。この本の中で5年後、10年後の抱負を語る。まさか5年後、自分がこの世から消えるとは思わなかっただろう。でも書き続けたから、宇江佐さんにとっては昨日のことが、私たちにとっては今日のことなのだ。★この前、テレビで函館街歩きの番組を見た。開放的な街に見えた。いっぺん行ってみたい。

2019/06/15

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