コラプティオ
コラプティオ / 感想・レビュー
遥かなる想い
震災後のカリスマ総理をめぐる物語である。 題名はラテン語で「汚職・腐敗」の意味らしいが、著者らしい重厚な物語である。 宮藤総理をめぐり 日本国再生のために 奔走する白石内閣調査官と 巨大権力に 食らいつく神林新聞記者の暗闘… ディープスロートという存在がなぜか懐かしい 作品だった。
2022/05/22
鳳
楽しかった。白石さんの正義。神林さんの正義。宮藤さんの正義。それぞれの信念、執念、にワクワクしました。また、脇を固めた高坂さん、東條さんがよりワクワク感を増してくれました。神林さんの「俺も日本人だからです。」が、嬉しかった。真山作品には、熱くなり考えさせられます。
2016/03/14
rubix56
私、自身の印象として経済小説は読みにくいといイメージを持っていたが本書の著者である真山仁氏の作品はハゲタカシリーズを始め、とても読みやすく感じる。 クライマックスへの持っていきかたがしっくりこない。 尻つぼみであっけない結末を迎えている感じが否めない気がする。 読み終わって後々、冷静に考えてみると、話の展開はわかりやすく、テレビドラマや映画の原作にしやすいのかとの印象を受けた。
2012/04/01
くりきんとん99
政治のからんだ小説を初めて読んだので、前半なかなか読み進められなかったけど、面白かった。3・11後、大幅加筆修正ということで、ムリが出てるのでは?と思ったが、不自然なところは無かったと思う。原発のことなども含め、いろいろと考えさせられる作品。加筆修正前、連載されていたものも読んでみたい。図書館から借りて、読んでみるかな。
2011/12/09
小説を最初に書いた人にありがとう
ハゲタカ以来の真山作品。やはり、丹念に取材とか文献を読んだと思われる精緻な内容に惹き付けられました。 政治の世界の不思議さ、難しさ、そして怖さが感じられました。 人は権力を持つと変わってしまうのかな~。 これは誰をモデルにしてるのだろう!? 小泉さんか安部さんか。 政治の世界、意外とやってみたいと思ったりして♪
2014/02/02
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