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ばくりや

ばくりや

ばくりや

作家
乾ルカ
出版社
文藝春秋
発売日
2011-10-19
ISBN
9784163809304
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ばくりや / 感想・レビュー

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❁かな❁

初めてちゃんと乾ルカさん読みました!特殊な能力を他の能力と交換してくれるという『ばくりや』のお話。7編入り。世にも奇妙な物語みたいな感じでブラックユーモアに溢れていたり、中には泣けるお話があったりしてとても楽しむ事ができました!「さよならギューション」「ついてなくもない」が良かったです★ゾクッとしたり、ニヤリとしちゃったりといろいろ楽しむ事ができて面白かったです♪次はどんな特殊能力がでてきて、どんな能力と交換されるのかなって気になって一気読みでした☆乾さん人気なのがわかり、他の作品も読みたくなりました♪

2014/06/03

takaC

面白かった。実際のところ、たぶんきっと適合性なんて無関係で、ただの口実なんだろうな。

2012/11/01

kishikan

本のタイトルや表紙絵からはファンタジーそれともミステリ、あるいはどんな内容かな?と思っていたら、自分の特技・技能などの能力と他人のそれを交換する店の話だった。もちろん交換するのは自分にとって嫌な能力だけど、それと引き換えに備わる能力はどういったものかは分からない。だから物語としては、交換後に起こることには落ちがつく。そんなブラックユーモアに満ちた7つの話。中には、ちょっとほろりとする「さよならギューション」や最後の話のように落語の落ちのようなどんでん返しがある「きりの良いところで」もあり、苦い笑いを呼ぶ。

2012/10/31

文庫フリーク@灯れ松明の火

例えば自分の入社した会社が必ず倒産してしまう。地方公務員になれば、その自治体が破綻してしまう。ジンクスを遥かに越えた、消えて欲しい厄介な異能力。そんな異能力同士を交換‐適合する者と相互移植してくれるのが《ばくりや》但し今の異能力と交換にどんな異能力が来るのか解らない、一種の賭け。最初の話こそ戸惑ったものの、さて次はどんな異能力なのか?この異能力は誰のところへ移植されるのか?展開を推測するのが楽しく、まして斜め上に裏切られるのは尚更美味しく。表紙・裏表紙から後味の悪い黒さも予想したのですが→続く

2012/05/11

ちはや@灯れ松明の火

貴方の悩み、根こそぎお取り換え致します。その『能力』ごと。生まれながらに与えられたそれぞれのギフト、活かすも殺すも自分次第。だけど隣の芝は青く花は赤く見えるもの、無用の長物ならばいっそ適材適所で心機一転もひとつの道。暴風雨や倒産を招く迷惑体質、過剰なモテモテやキリ番ゲットも過ぎたるはなお及ばざるが如し。けれど、苦しみの芽をにょきにょき伸ばす悩みの種も貴方自身の一部分、長所は短所、でもあばたもえくぼ、手放せばもう覆水盆に返らなくても後悔は言いっこなし。それでも変わりたいと御所望ならば『ばくりや』へどうぞ。

2012/03/14

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