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羊くんと踊れば

羊くんと踊れば

羊くんと踊れば

作家
坂井希久子
出版社
文藝春秋
発売日
2011-11-11
ISBN
9784163810003
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羊くんと踊れば / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

装丁からは想像もつかない展開にすっかりひきこまれてしまいました。装いからはちょっとしたラブコメかなとタカをくくっていたのですが、内容はなかなか重い話で、部分では小さくも感動する部分もありました。全体的には坂井さん特有のアンダーグラウンド感がひしひしとにじみ出ており、坂井さんにしか出せない確立したブラッキーな感じがたまりません。老衰した祖父の腹部に残された女性の名前の謎の刺青をめぐり、孫で女子高教員の主人公が奔走する話です。中には戦時中の話もあり、刺青に関する話もあり、なかなか興味深く読めた作品でした。

2015/01/10

takaC

爺さんの残した謎に興味があったし翠との恋愛にもまあ興味があったので最後まで飽きずに読んでみたがなんとなくすっきりしない決着だった。自分もまた戦争を知らないこどもたち世代だからなのかな。いや違うな。で、もっと難解なのはタイトルの真意だね。表紙の絵も含めてミスディレクション的仕掛けなんでしょうか。よくわからない。

2015/10/09

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

孤独死した祖父の腹部に百合子という名前と梵字の刺青があった。薫は聞いたことのない百合子という名前の女性を探し求めるうちに昔の教え子と再会し・・。表紙絵に惹かれて借りたのですが、う~ん。何だろう。悪くはないけど今一つ盛り上がりにかけたような気がします。亡くなったのが祖父ということで、戦時中の話とかが絡んでくるのは分かるのですが、その事と祖父たちがこっそりとやっていたこととが今ひとつ融合しなかったというか。ちょっと期待しすぎたかな。★★★

2011/12/15

coco夏ko10角

突然亡くなった祖父の身体にあった刺青「百合子」の正体、600万円の使い道、気になりあっという間に読了。途中戦争の話も出てきて案外シリアス展開。『万年会』はその場の空気に包まれるとすごそう。読み終えてタイトルの意味はなんとなく分かったけど、もっとこの内容に合う装丁とタイトルがありそう。

2015/10/20

らむり

高校教師・薫と、4年前の教え子・翠との恋物語。う〜ん。なんか、パッとしないお話でした。

2013/08/24

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