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花酔ひ

花酔ひ

花酔ひ

作家
村山由佳
出版社
文藝春秋
発売日
2012-02-13
ISBN
9784163810706
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花酔ひ / 感想・レビュー

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ミカママ

二組の夫婦のW不倫のおはなし。W不倫自体は珍しい話でもないだろうけど、これが夫婦間で、となると話がデキスギなような。最後にはやっぱり終わるんだろうな、と予感はあったけれど、あの終わり方はどうなの?個人的に、着物の話と京都の風景がとってもすてきでした。村山さん、着物にはまってるのかな?

2013/09/09

とし

村山由佳さん初読み、読メさんの感想で読んでみました。ウィキペディアでは恋愛小説家と紹介されているけど???かな、人間の本音、心の闇、心の影がある事を、読者に突き付けているのか、聞きただしているのか、何ともです。重い小説の中に麻子と祖母トキ江さんの会話が入るのは良いな~と思う。

2014/10/14

きさらぎ

東京呉服屋の麻子と京都葬儀社の婿養子桐谷。桐谷の妻千桜と麻子の夫ブライダル会社勤務の誠司。「人は出会うべき相手にしか出会わない」のだとしたら出会う順番が違ってしまったのだ。心の飢えは言葉で満たせるが性癖を自覚した体の飢えは日常では満足できなくなってしまう。でも満たしてくれる貴重な相手と出会うことができたら…自分を律することができるだろうか。自分の意志では止められなくなるから、気付かないフリをしたり、罪悪感で優しくしたりしているのかもしれない。東京と京都の距離と言葉の違いがそれぞれをよリ惹きつけてくれる。

2016/11/16

takaC

実のない話。というか、身も蓋もない話。終わり方も中途半端だった。

2013/09/15

じいじ

夫婦ではない相手との背徳的な性行為は、そこに罪悪感が存在する限りは、足掻けば足搔くほど深みにハマり抜け出せなくなるのだろう。表面上は上手くいっている二組の夫婦(東京と京都在住)、着物が縁で出会い深い関係に…。そこで展開されるW不倫劇…、79歳の私には過激な性癖についていけない部分もあった。でも、夫婦四人の視点で語られる構成の分かりやすさと文章の巧さで、面白い小説に仕上がっていると思う。舞台の京都・貴船は未踏の地、秋の紅葉のころに鞍馬・貴船神社あたりをのんびりと散策したくなった。

2020/08/26

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