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朝の霧

朝の霧

朝の霧

作家
山本一力
出版社
文藝春秋
発売日
2012-02-27
ISBN
9784163811802
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朝の霧 / 感想・レビュー

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紫 綺

山本作品には珍しく、戦国武将もの。今人気の長曽我部元親が悪役。領民を慈しみ、妻と子を愛した名将、波川玄蕃の悲劇の物語。土佐弁の愛嬌のある響きが、逆に悲しみを募らせる。

2012/06/01

jima

四国統一を目指す長宗我部元親の妹・養甫を妻とする波川玄蕃の物語。町人ものが多い作者には珍しい武将を描いた作品。でもやはり、町中で必死に生きる町人を描いた作品の方が好きです。

2014/09/23

maito/まいと

山本一力さんの時代物って、よくよく考えると久々(読メ登録前かな?)。町人や職人モノが多い印象がするけれど、本作は四国に舞台にした、ちょっとマニアックな設定。複数の人物を若干複雑に活躍させるため、内容に入り込むのが難しい反面、随所で風景描写をいろとりどり差し込んでいるので、物語が殺伐としないのは流石。長宗我部元親旗下で名将とうたわれた浪川玄蕃の盛衰は、名声ありすぎることが、本人達の幸せにつながらないことをひしひしと感じさせられた。ラストの引き離した描写は切なすぎる(涙)

2012/05/29

ジュール リブレ

山本一力さんの時代物は、予定調和的なシンプルで勧善懲悪的なストーリーが売りな気がするけど、今回は、少しスタイルを変えてみたかな? 安土時代の四国攻防記。長宗我部元親の先鋒として名を馳せた浪川玄蕃の盛衰を玄蕃の側から追った話。翻弄される人たちの姿が切ない。

2012/05/20

ジュール リブレ

2年ほど前にも読んでいたのだけど、ほとんど忘れてました。前よりもしみる部分と、一言いいたい気分と。私も2つ歳をとったのだなと。。まだまだ浪川玄播のように円熟してませんが。

2014/03/24

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