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定本 百鬼夜行 陽

定本 百鬼夜行 陽

定本 百鬼夜行 陽

作家
京極夏彦
出版社
文藝春秋
発売日
2012-03-19
ISBN
9784163812304
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定本 百鬼夜行 陽 / 感想・レビュー

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勇波

『陰』に引き続き読みにくいサイズの単行本で再読です。日光の事件気になり過ぎます…はい。前作に引き続き秀作揃いのサイドストーリー集。哀しく寂しい人ばかりで悪い奴は一人もいないような気がします。大鷹君は頭抜けて馬鹿全開だけど。セッちゃんは相変わらず爆烈キャラ。場数を踏んで一回りすごくなってませんか?そして最後の『目競』。他の作品が吹き飛ぶ程の破壊力。『薔薇十字探偵』ここに誕生!★

2017/05/06

財布にジャック

京極さんの百鬼夜行シリーズの短編集を読むのは、本当に久しぶりです。勿論大ファンなので発売日に購入しました。京極堂や関クンや榎さんはスペシャルゲストとして登場していますが、今回は過去のシリーズの中で完全に脇役だった人々に焦点をあてています。そして恐らくシリーズ最後の「鵺の碑」に登場させるつもりであろう人の短編もありました。「邪魅の雫」から3人、「陰摩羅鬼の瑕」「絡新婦の理」「狂骨の夢」「魍魎の匣」から1人ずつと、この人誰だっけと思い出しながら楽しみました。あ~、一日も早く本編の「鵺の碑」が読みたいです!

2012/03/16

tama

「中華丼の模様の唐子みたいな」やつが3度目の登場でいきなり懐かしい。未刊行の作品からもチョイ役登場人物が出てるのはまいった。元作品が何か調べなくて判ったのは2つくらい。

2012/05/15

優希

百鬼夜行シリーズサイドストーリー集第2弾です。暗くて重いホラーテイストに仕上がっていると思いました。じわじわと迫ってくる感じはこの短編集ならではの味わいなのでしょう。今までのシリーズをベースにした話が中心ですが、まだ未発表の作品を元にしているであろうと思わせる作品もありました。ということは新作の発売も期待できるかもと考えてしまいました。榎さんが語り手になるのは珍しいですが、それはそれで価値がありますね。巻末のイラストにうっとり。

2017/07/04

よむよむ

これは凄い。久しぶりの京極節を堪能した。“陰”同様、「そういえば居たなぁこんな人」が主人公のスピンオフ。それぞれの過去にそれぞれの暗い淵・・・しみじみ怖い。『墓の火』には本当にわくわくさせられた。明らかにプロローグだ。新作が待ち遠しい。書き下ろしの『目競』を読み始めたときは狂喜乱舞したが、意外に辛い話だった。そうか、そうだよね。『馬鹿なのだ。中禅寺も。』

2012/07/20

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