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衆

作家
堂場瞬一
出版社
文藝春秋
発売日
2012-05-30
ISBN
9784163814001
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衆 / 感想・レビュー

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RIN

『Sの継承』と同じ系統の60年安保と学生運動、団塊世代がモチーフの物語。最近の堂場さんが好んで取り組んでいるテーマ?。読メでは直近の同じく時代を超えて物語が紡がれる(らしい)『Killer』の評判が良いのでここまではまだ習作といった感じかも。堂場さん世代が向ける団塊世代評が興味深く、それ故一層、この世代や学生運動に関心があるのか知りたい。警察小説やスポーツ小説の書き手との印象が強いが、こうした世代小説(?)にも食指を伸ばしている堂場さんのこの系統を追っていきたい。

2016/03/13

タックン

作家と題名と内容に惹かれて借りたけど、1章で挫折。この作家さん、多作はいいけど当たり外れが多いよなあ(-_-;) 本の紹介がよかっただけに期待外れでがっかりだあ・・・。

2012/10/13

Syo

ふぅ。 さすが、堂場瞬一。 けど、スッキリしないことは たくさんありますよね。 学生運動か…。

2021/05/30

スミレ

学生運動の最中に、一人の高校生が命を落とした。その死の真相を明らかにしようと、当時学生運動に参加していた鹿野が、40年経って奔走する。 市議であり、被害者遺族でもある石川。 やがて突きつけられる事実に驚愕。 鹿野と石川の両目線で展開される中、いつの間にか主人公が入れ代わっていた感じが新鮮でした。 真相が明かされたわけではないのでモヤモヤは残る読後感ですが、堂場さんの書かれる物語にはとても惹き付けられました。 学生運動について知識も興味も全くありませんでしたが、面白く読めました。

2016/05/26

ゆみねこ

1968年、地方都市の私立大学で学生と機動隊の衝突の最中、1人の高校生が命を落とした。デモ隊の中にいた当時の主力メンバーの鹿野はそれを機に活動をやめ、40年の時を経てその大学の大学院の教授として戻ってくる。40年前の事件の真相を明らかにしたい鹿野と、同じく事件を忘れられない彼の教え子石川。うーーん、スッキリしない幕切れ。鹿野の性格も石川のキャラクターも好きなタイプではないからか?団塊の世代のちょっと下の私にはあの紛争の意味は理解しがたい。

2013/01/26

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