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離れ折紙

離れ折紙

離れ折紙

作家
黒川博行
出版社
文藝春秋
発売日
2013-08-08
ISBN
9784163817804
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離れ折紙 / 感想・レビュー

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kyokyokyo3201

骨董の世界がこれほど魑魅魍魎が跋扈する場所だったとは。それだけ人を引き付ける深い魅力があるということか。初の黒川作品だったが狐と狸の化かし合いを面白おかしく読んだ。

2015/12/09

キムチ

最近は「・・鑑定団」を見ないけど ファンだった私にはうってつけのお話ばかり6つの中篇。文福・・の焼き直しという事もあるけど、こういった小話は何度読んでも楽しい。マハさんものとは雰囲気が異なっており、私にはこっちの方がしっくり合う。関西在住のせいか、地名カンもあり、固有名詞も耳馴染み。関西弁が心地よくテンポを付けてくれている。骨董関係は胡散臭いし、キュレーターなるものはカッコマン以外の何物でもない・・と思った時もあったので笑う笑う。装丁は奥様によるもの・・まさに2人3脚。いい雰囲気を醸すお味でした・・はい。

2013/12/18

ケイ

なにわのヤクザの話が得意な黒川さん。今回は珍しく美術品のサギ、舞台は京都。とはいっても、本人は京都の芸大ご出身なので、本当はこちらが専門なのかもしれない。贋作を作ったり、騙したり、美術品の偽物を見抜くのは本当に難しそうだ。それをみなさん、高いお金でやり取りしているから、収集家というのは、思い切りがいるものだなあと思った。

2013/12/07

紅はこべ

黒川さんが腐を書いているのが意外。実は初黒川なので、先入観なんだけど。美術をテーマのミステリって、北森鴻さん(未だに早世が信じられない)、門井慶喜さん、藤田宜永さんとか色々読んだが、この小説程、美術骨董を金銭的価値と結びつけている作品はない。えげつないほどだ。澤井というキュレーターは、学芸員というより詐欺師紛いの商売人だ。美術の専門家にはそういう悪どい素質が必須なのかな。

2015/01/21

吉田 光貴

しばらく読メをサボっていたので随分前に読み終えた印象。面白かったが、やはり黒川さんは長編しかもシリーズ物が断然いい。

2017/08/21

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