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傾国子女

傾国子女

傾国子女

作家
島田雅彦
出版社
文藝春秋
発売日
2013-01-11
ISBN
9784163818900
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傾国子女 / 感想・レビュー

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それいゆ

この表紙画の本を借りるのは少し恥ずかしくもあり、あまり期待せずに読み始めたのですが、現代版「好色一代女」といってもいいくらいに波瀾万丈の人生は面白かったです。「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさんのイラストは、登場人物のイメージが固定化されるので、どうかな?という思いもありますが、主人公の千春は壇蜜によく似ています。暴力団組員の矢野は三島由紀夫だし、若手歌舞伎役者は市川海老蔵にそっくりです。今人気絶頂の壇蜜主演でぜひドラマ化してほしいものです。きっとヒットすることでしょう?

2013/03/11

colocolokenta

美人も一万人に一人くらいはいて、好みも別れるので、誰もが千春さんに惚れるわけではないので、“傾国”というタイトルはちょっとどうか。あと、まともな奥方のいる男が出てこないのはおかしい。美人は隠れて生きてても誰かが探し出してしまう。目ざとい男は美人を見つけ次第結婚してしまうが、運悪く社会に出てしまった美人というのは本当に気の毒で、老若様々な男につきまとわれることになる。それにしても、美人というのは本当に不思議な存在だ。なんで惹かれ、もう一度会いたくなるのだろう。残念ながらその答えは本書にはない。

2013/02/20

カタコッタ

久しぶりの島田雅彦。読み始めたら止まらないマシンガンのような展開。私はとても面白く読みました。世の中にはこんな女もいるかもしれませんね。いや、いるでしょう。ヤマザキマリの挿画は私には生々しく、そうそうこんなやついるね、ひとりごと言いつつ読みました。こういう話をするする読ませる島田雅彦先生、さすがです。

2015/09/15

いくら

そもそもの分岐点は職業選びの段階か、壇家と取引するにかっていうところで母親を切らなかったところなのか、彼女の一生を振り返って真剣に考えてみる。愚かだなと思ったり、潔い姿に共感を覚えたり。

2013/10/15

葉芹

島田雅彦デビューです。やはりその辺のこわっぱとは違いました。堪能しました。千春の美貌の描写が少ないぶんは想像ですかそれこそ日本語の世界です。楽しかった。これこそエンタメです。葉芹絶賛の巻。

2013/07/14

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