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孤独な放火魔

孤独な放火魔

孤独な放火魔

作家
夏樹静子
出版社
文藝春秋
発売日
2013-01-21
ISBN
9784163819105
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孤独な放火魔 / 感想・レビュー

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さっこ

放火、DV夫殺し、夫の愛人殺しの三つの事件。裁判員たちによる判決の責任のあり方。謎解きではなく、あくまでも裁判員裁判をとおして判決を決定するまでの過程を描いている。こんな風に量刑を決めていくのか~と興味深かった。ミステリとはちょっと違ったテイスト。三つ目の事件は個人的には量刑が重いのではないかなと思った。少し説明が長かった。

2022/08/03

タックン

久々の夏樹さんの新作ってことで期待を込めて新刊の紹介があったとこで図書館で予約して借りた本。新米の女性裁判官目線からの裁判員裁判の短編集3篇。日頃はよくわからない裁判官の日常の生活や心情はよく描けてたし裁判員裁判の様子もリアルに細かく描けてた点はよかったけど・・・・。評決の段階でのこんなに浅い軽い心証で多数決で決めてしまうことに疑問を覚えたし怖さを感じた・・・俺にはそんな評決できないなあ。それ以上に2編目が殺人事件で検事と弁護士が真っ向から対立してるのに2・3日の法廷で結審して評決になってるけどありえない

2013/04/07

布遊

久々の夏樹静子さん。女性の新米裁判官から見た、裁判員裁判3編。裁判員制度のことがよく分かった。実は身近な人が裁判員に選ばれたので興味があり、タイミングよくこの本を読むことができた。3編とも興味ある事件だったが、ストーリーとしては、犯人は既に分かっているため、少し退屈だったかなぁ。

2018/03/20

barabara

久々の静子様は全く衰えを見せずさすがの静子様だった。陪審員制度の話だとは思わなかったな。次はお得意のサスペンスが読みたいな。

2015/08/07

ねなにょ

久々の夏樹静子。タイトルに惹かれて借りてみた。裁判員のコミットメントの大変さは伝わったけれど、新人裁判官、久保珠実の目を通して語られていく3件の裁判劇は、検察や弁護士の調査が甘すぎる感じで、ちょっと物足りなかったかな。

2019/01/23

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