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ホテル・コンシェルジュ

ホテル・コンシェルジュ

ホテル・コンシェルジュ

作家
門井慶喜
出版社
文藝春秋
発売日
2013-02-07
ISBN
9784163819600
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ホテル・コンシェルジュ / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

いつもシブめな内容の作品を書かれる門井さんですが、本作は珍しく?コメディタッチな作風でした。ホテルのコンシェルジュとフロントの女性が探偵役となり、あらゆる問題を解決する展開ですが、正直どちらのキャラも中途半端な感は否めなく、ぶつかる諸問題もインパクトに欠けているように感じました。扱ってる題材は悪くないのですが、もう少しキレ味するどい内容を期待してました。サブキャラの御曹司とその伯母が、後半は鬱陶しく感じられ、やっぱり読了後は残念ながら‘ぼんやり’した感じだけが残り、コンシェルジュのキレがイマイチかなと。

2014/11/26

れみ

京都のとあるホテルのコンシェルジュ・九鬼銀平が客から持ち込まれる相談事を解決するミステリー風味のお話。いつも相談を持ち込む桜小路清長が大学生にしてはおバカすぎる気もするけど、未来のコンシェルジュを目指すフロント係・坂名麻奈の頑張りや九鬼の名探偵ぶりが楽しくサクッと読めるところが良い。いちばん好きなのは「宿泊客じゃないけれど」のなかの麻奈のおじいちゃんのお話。

2015/10/28

美登利

楽しく読めました。門井さんの著作では三冊目です。先の2冊が話題本だったから、このストーリーは肩透かしを受ける人が多いかもしれませんね。ライトミステリ仕立てではありますが、あまりにも軽すぎる印象があるからかしらね。魅力的なコンシェルジュとは反対のグズグズしたお坊っちゃんやその高圧的な叔母のキャラは読者から不人気かも。私は高飛車な叔母さん面白いと感じました。私には知り合う機会のないだろう大金持ち一族に振り回されるコンシェルジュが気の毒でしたが、接客のプロの意気込みはとても素晴らしいと思いました。

2019/08/14

紫陽花

名門の桜小路家の迷走に巻き込まれて、ホテルフロント坂名麻奈、コンシェルジュ九鬼銀平が難問に立ち向かう話。「東京帝大叡古教授」と同じようなタッチで、読みやすかったです。

2019/04/21

雑木林太郎

登場人物たちのキャラも立ちすぎるほど立っており、ちょっとしたコメディー気分のミステリーといったところか。九鬼銀平の鋭さ、那須あき子の非常識さ、桜小路清長の抜けぶり、などなど。単純に楽しめた。

2015/06/30

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