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少し不思議。

少し不思議。

少し不思議。

作家
天久聖一
出版社
文藝春秋
発売日
2013-09-24
ISBN
9784163825304
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少し不思議。 / 感想・レビュー

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そうたそ

★★☆☆☆ 見慣れない作家名だと思う方も少なからずおられると思うが、「バカドリル」の作者だといえば、知っている人も多いかと思う。その「バカドリル」でお馴染みの作者の初小説。端的に言えば、よく分からなかった。帯に松尾スズキ氏がコメントを寄せていたが、何だか松尾さんのよく分からない世界観にちょっとだけ似ているかもな、と思った。感想を書こうにも、よく分からないとしか書きようがないので、この辺りで勘弁してもらいたい。

2014/04/16

Mumiu

全然「少し」じゃない。ファンタジーじゃなくイリュージョン⁈ああ、ベルリオーズだ。あれを今っぽく文にするとこんな感じかな。映画化されたファンタジーと同様、また*ャンオチ⁈かとも思う自分の記憶から抜けている彼女の存在。何が現実で何が幻想あるいは幻覚か?その境界の曖昧さがジャンキーの世界なんだろうか。モノを産み出すひとの感性は、なかなかわたしには想像が及ばない。幻覚は信じたらいけない。そして現実を信じ切るのも怖い。その現実はほんとに現実なのかな?

2013/12/16

しろ

☆7 これはある意味凄いかもしれない。気が付いたら知らない女性と一緒に住んでいて、その事実を知らないのは自分だけという導入とこのタイトルからして、日常系SFかと思いきや、むしろ文学的な作品だった。番組撮影のシーンとか、マツコ的なタレントとのやりとりとか、性交中にウサギが死んで出ていった風俗嬢とか、シーンに魅力があるし膨らむイメージもある。少し狂ったような気分にもさせられて、ある意味トリップ効果のある小説かもしれない。大変不思議な小説だった。

2013/10/14

aloha0307

文藝春秋の書評コーナーを契機に読んでみた。 冒頭のスゴイ話から始まる…どこまでが現実でどこまでが妄想かがよんでいるうちに分からなくなってくる。現実が虚構に侵食されていって、気がつくとその狭間にいるという感覚…

2014/05/10

ひとみ

サブカル系漫画家兼構成作家の男が居酒屋のトイレをあけた時ちょうど尻を出して和式便器にしゃがんでいた女がいた。酔っ払って便所のサンダルで帰ったら男が見知らぬ街で迷子になり、そこから不思議な世界に迷い込む男。一人暮らしだった部屋には同棲中の彼女がいるし、周囲の人間もそれを当たり前のように受け止めている…。すこし不思議などころか大いに不思議で終盤のスペクタクルをポカーンとしながら読む。消化するのに時間がかかりそうです。

2013/11/18

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