Deluxe Edition
Deluxe Edition / 感想・レビュー
けい
阿部和重氏特有の容赦ない負の表現と乾いた文章で綴る12編からなる短編集。一部内容が繋がっているものもあり、連作の形態が取られています。短編の場合には気持ちの区切りがつくせいか、神町シリーズの長編と比較して精神的には楽に読む事ができました。読んでる最中は気分が晴れないけど、読み終えて本を閉じると、面白かったと思ってしまうのが阿部作品共通の感想です。
2014/05/17
ミカウバー
12篇からなる短編集。それぞれのタイトルが、ローリング・ストーンズやU2などのPops&Rockの曲名が付けられている。色んな角度から著者を読み取れるバラエティー豊かな本作ではあるが、やはり読み手を選ぶ作家ではあると思う。自分は「In a Large Room with No Light」「Life on Mars ?」が気に入ったし、「The Nutcracker」は如何にも著者らしい作品だったと思う。長編の方が著者ならではの深みが出て面白いが、こう言った短編集も悪くない。
2015/03/16
たいぱぱ
川上未映子さんのエッセイを読み、旦那さんであるアベちゃんは、どんな本を書くんだろうと興味が湧き、手に取りました。懐かしい(本当に懐かしい!)カセットテープの表紙に、洋楽の楽曲がタイトルになってる。心踊らせながら、読みましたが・・・。可もなく不可もないブラックな短編集。以前、伊坂幸太郎さんとの共著を読みましたが、なんとなくアベちゃんのエッセンスがわかったような気がしました。今更ながら。
2017/06/26
そうたそ
★☆☆☆☆ 良さが全くわからなかった。というより、内容を理解するに至らず。なんだろうか、元ネタがわかっていないと面白さが半減するのかな。概要を見れば面白そうな作品だったのだが、実際に読んでみるとどうにもこうにもちんぷんかんぷんだった。思えば、阿部さんの本を読むといつも分からないという感想で終わってる気がする。自分には合わないのだろうか。
2013/12/16
百太
初読みの作家さんです。好きかも・・・。短編なのがちょっと悔しい。どの作品も中編、長編にならないかなぁと思う。
2015/03/23
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