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ミッドナイト・バス

ミッドナイト・バス

ミッドナイト・バス

作家
伊吹有喜
出版社
文藝春秋
発売日
2014-01-24
ISBN
9784163900063
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ミッドナイト・バス / 感想・レビュー

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takaC

小説に必要な設定だとは言えこの家族問題たくさん抱え過ぎ。

2018/06/17

ガクガク

かなり鬱陶しかった。夜間高速バスの運転手利一と家族、元家族などが絡まるいわゆる家族小説だが、東京と新潟を往復するバスのように、いつまでも行ったり来たり、今の生活(子どもや恋人)と、元妻とその家族(義父)の間をくどくどくどくど行ったり来たりする話が描かれる。特に元妻の美雪には全く魅力を感じられなかった。主人公らの子どもの怜司や彩菜にはまだ未来があって動いていくので救いがあった。文章もセリフも変にずれている感があって自分にはしっくり馴染めず。最後の最後に京都へ行くバスに乗客として乗るシーンにやっとほっとした。

2014/06/29

えむ

白鳥交通高速バスの運転所リイチ(高宮利一)は四十九歳。志穂は一回り年下。相手に与える負担を考え、志穂に別れを告げた。しかし志穂に会いに行くリイチ。伊吹さん3冊目読了。おもしろかった。伊吹さんの作品にはどれも似た雰囲気がある。辛いところから起き上がり、前に一歩踏み出す人を描いている。四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十、働き盛り。まだまだ、頑張りましょう。この作品の私の脳のリイチのイメージは杉本哲太だった。アヤニャンのように「質問は、許可しません。」2014-47。721

2014/06/14

ナイスネイチャ

図書館本。どの登場人物も繊細で過去のトラウマに引きずられて生きてました。あと主人公の冷淡な会話が余計に際立ってました。父親という立場、男という立場が入り混じった心情を綴っているのも印象的でした。

2015/02/14

みんと

利一の優しさはあまりにも大雑把過ぎて、もっと人には繊細に接してあげればいいのにと思う。 不器用だと心を欲している人には何も伝わらず損だ。 バラバラになった気持ちをうまく繋ぎ合わせるのは難しいことだけれど、他人ではない家族なら時間はかかっても望みは捨てないでいたい。 最後の方は、一筋の光が見えた気がして救いがあった。 利一さんが選んだ道が良いか悪いかは別として。

2015/07/13

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