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ソナチネ

ソナチネ

ソナチネ

作家
小池真理子
出版社
文藝春秋
発売日
2014-04-09
ISBN
9784163900469
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ソナチネ / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

短編7話。同世代のせいか唯川恵、篠田節子の作品に似ている。唯川恵の作品の小池真理子の解説を読んで、小池真理子を読むようになった。小池真理子の解説を読んで、篠田節子を読むようになった。唯川恵は軽く、篠田節子は暗く、それぞれの特徴がある。2人の書く物が小池真理子に似てきた気がするが、それぞれ軽いところ、暗いところで独自性がある。じゃ、小池真理子の独自性は何かと思いながら読み返すと、人間に近づきすぎているところかもしれないと思った。あと半歩下がれば叙実的になれるのに。そこが小池真理子らしさなのかと。

2014/11/15

きさらぎ

男に翻弄される女たちの話全7編。亡くなった夫の服のポケットから鍵を見つけ、夫の死後浮気を疑うことになる「鍵」。父の臨終のとき、電話もしてこない傍にもいない恋人を憎らしく恋しく思い、初めて自宅近くまで行ってしまう。そこには息子と入浴を楽しみいつもと何一つ変わらない日常を目の当たりにすることになる「木陰の家」。自分の弱っていく姿を見せないために最期には連絡をとらなくなった愛する人たち。しかし残された方は何年も悔やみ忘れられない「交感」。この3編にどうしようもない切なさと自分勝手な男たちに対する苛立ちを感じる。

2017/11/07

Yuna Ioki☆

570-181-1 久々の小池真理子作品。長く生きていれば自分は関与してないだけで表面化してないこんなことあるわねって感じかな。

2014/06/01

らむり

面白かった。中年女性の愛と官能と憎しみの短編集です。「交感」以外はどれも良かったけれど、「千年萬年」と「美代や」が特に好き。

2014/05/31

佐島楓

生と死は一体であるということ、生きることの切なさが凝縮されている。一切は、過去。

2016/03/16

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