未来のだるまちゃんへ
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未来のだるまちゃんへ / 感想・レビュー
chimako
♪やーまがあって さーとがあって だんだんばたけーしろばたけ まーめがあって たーにがあって あらあら金魚になっちゃったー♪と地面に絵を描きながら歌っていた。かこさんがボランティアで子どもたちと触れ合っていた、正にそのときに子どもだった。娘は『からすのパンやさん』が大好きで今でも色あせた絵本が本棚に納まっている。「ねぇねぇ、おかあさんはなにパンがすき?わたしはうさぎがいい」と毎回聞いてたことを思いだす。腹ばいになって本を広げる姿が目に浮かび何だか知らないけれど泣けてくる。ありがとうございました、かこ先生。
2015/02/16
テクパパザンビア
未来のお孫ちゃんに是非ともかこさとしさんの絵本をプレゼントして読んでもらいたい。その前に私も読んでみよう、硬派な大正生まれの亡父ような人の絵本を…。
2016/12/29
美登利
先日、絵本イベントの時にかこさとしさんの絵本を読みました。その時にこの本を読友さんよりオススメ頂きました。私自身はからすのパン屋さんが大好きで、子供たちはだるまちゃんシリーズが好きだったなぁ。そんなことをしみじみ思うにつけ、かこさとしさんの絵本が日本の子供たちに与えた影響は計り知れないです。もう89歳になられるのですね。自らの戦争体験、学生時代、セルツメントという子ども会、またサラリーマン時代の話、子の親として。様々な思い出話と、これからの日本について、そして子どもたちへの強く熱い思いに溢れた良書です。
2015/04/20
みっくす
軍人としてお国の役に立ちたいと思っていた加古さん。19歳で敗戦し、180度態度の変わった大人たちを見て失望されたそうです。未熟だった自分自身をも恥じ、これからは唯一信じられる子供たちのために生きようと決心されたとのこと。セツルメント活動に熱心に参加し、子供をよく観察し、子供たちの持っている力を信じておられる加古さんを心から尊敬します。子育てをされている方、そうでなくても誰か後輩の教育をされている方、戦争を知らない世代の皆さん、多くの方に読んでいただきたいです。胸を打たれる素晴らしいエッセイでした。
2015/12/07
bros
大好きなかこさん、本を手にするまでに随分時間がかかった。未来のだるまちゃんへ。とあるけど、だるまちゃんをもつ親、大人に向けての本だな…と。かこさんの子どもから教わる姿勢を今でも貫いていらっしゃるから長く愛されるんだと感じました。あんちゃんという存在大切ですね。もうページをめくる度に涙がポロポロでてきました。
2016/01/09
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