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男ともだち

男ともだち

男ともだち

作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2014-05-26
ISBN
9784163900667
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男ともだち / 感想・レビュー

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starbro

女性にとっての「男ともだち」と男性にとっての「女ともだち」も微妙な違いがあります。個人的には成立しないと思っていますが、これだけ草食男子が増えるとありえるのかも知れません。名画『恋人たちの予感』を少し思い出しました。

2014/10/30

ミカママ

「男ともだち」という概念は、「友だち以上、恋人未満(よってエッチはなし)、ただしこの先絶対にそうならないという保証はない(状況によってはやぶさかでない)」っていうくくり?だから隠微さを伴うわけで。年代こそ違えども、主人公に自分をかぶせて読みました。男ともだちは、夫や恋人では満たしてくれない凹みの部分をカバーしてくれる。それは女ともだちじゃなく、男ともだちじゃなきゃ埋められない、女の心の部分を慰めてもらいたい…。こういう感想は匿名で書きたかったけど、まぁこれが本音です。欲張りなのかな、彼女も私も。

2015/09/24

優愛

ねぇ、ハセオ。なんで、私とはしないの?なに、お前して欲しいの──?貴方は笑う。「お前、俺がいて良かったね」紫煙を燻らせながら溢す言葉が真っ直ぐに見せてくれる真実を貴方はきっと知らないの。前を向いて、変わっていくものは捨てればいいとその大きな背中と甘く掠れた声で言って貰える彼女に、私はなりたくて。恋人、友人、セフレのどれにも属さない関係、それでも。一生分の彼氏と引き換えてもハセオ──貴方が欲しいと、願ってしまった。時間も思い出も移り行くものは全部、いらない。こんなに素敵な出会いなら、私はたった一つでいいわ。

2017/12/04

のっち♬

自由奔放な恋愛事情をはじめ天真爛漫な人生を歩む神名葵は、望む仕事に就けたこと以外は歳を重ねただけで何も変わっていない。内面に渦巻く衝動に煩悶とする日々。そんな彼女に、圧倒して進め、無心でやったらいい、誰もいなくなったら拾ってやると言ってくれる男友達ハセオがいる。求めるものがなくても離れない稀有な理解者を失いたくない、その執着は愛なのか?これは彼女の「変わらないで」という甘えから、彼に何かがあった時助けてあげられるように「私も変わらなきゃいけない」という成長を描いた物語。彼女らのこれからに、とりあえず乾杯!

2019/06/17

ナイスネイチャ

図書館本。同棲している恋人がいて、不倫相手もいる主人公に大学時代小説の先輩のハセオが男ともだちとして現れるというちょっと設定に無理があるかなと思ってたら、なかなか途中からぐいぐい引き込まれました。恋人以上の愛情を持った友情を描いたと言っていいのでしょうか?この年齢になった私だから読んで良かったと思いますね。面白かったですね。

2015/01/12

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