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女を観る歌舞伎

女を観る歌舞伎

女を観る歌舞伎

作家
酒井順子
出版社
文藝春秋
発売日
2014-05-28
ISBN
9784163900711
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女を観る歌舞伎 / 感想・レビュー

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ささのは

歌舞伎ってこんなに面白いんだ!と目からウロコの本。酒井順子が講談師よろしく、初心者にもわかりやすいよう、興味をひくよう語るストーリーの波乱万丈でエグい事。現代では高尚な古典芸能のイメージでも、江戸時代では庶民の娯楽だった事に納得がいく。「こいつぁ春から縁起がいいねぇ」、あの有名なセリフが、女性を強盗殺人未遂して大金を手にした場面の物だったなんて。現代の感覚からツッコミを入れ、当時の女達を考察し、技法について真面目に解説してくれる、ワイドショーのようだが愛がつまった楽しい本だった。終わりの番外編もいい。

2016/09/29

まー

歌舞伎というと敷居が高く感じるけれど、酒井さんの解説を読んでいると、ワイドショーのゴシップネタのようで(いい意味で)、身近に感じられます。これを読んだ上で出てきた演目を観に行ったらすごく楽しそう!

2017/03/20

まあやん

表紙に惹かれて図書館で借りた。歌舞伎、全く知りません。でも、とっても面白かった。江戸の庶民はこんな風に歌舞伎を楽しんだのだろう、そして、現代の感覚に当てはめてみれば確かにと思うこと満載。歌舞伎もチャンスがあったら観てみたいし、人形浄瑠璃の妖艶な八百屋お七もぜひ観てみたいものだ。

2015/10/20

まい

あ~面白かった(>∀<*)ノ 「性愛以外の部分では、女にしか興味を持つことができません。」という酒井さん(笑) 歌舞伎でも女形ばかりに目がいくそう。 本書では歌舞伎に登場する女を20パターンに分類(嫉妬する女、エロい女、だめんず好きな女など(>ε<*)ププッ)とても解りやすく演目を紹介するとともに、その演目に出てくる女について熱く語られています(*゜▽゜*)ホ~ッ! 今度歌舞伎を観る時は、私も『女』に注目したいと思います(*^艸^*)

2014/07/13

tama

図書館本 書架から 酒井順子初体験 いやー面白かった~ 今の言葉に読み替えるだけでこうも変わるか。そういうお芝居・筋立てなのか!と飽きさせるところがなかった。ただ、人によってはいきなり「バカにするなっ」と大激怒するかも。セルフうっとりは今も得意技じゃないのかなあ。その下準備としての思考停止はよく見かけるし。中年男が中1女子を妊娠させるとか処女が犯され官能を知る、など世界文化遺産をそのまま現代もののドラマにはとてもできないという世界にビックリです。 

2019/12/15

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