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雪の香り

雪の香り

雪の香り

作家
塩田武士
出版社
文藝春秋
発売日
2014-06-09
ISBN
9784163900773
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雪の香り / 感想・レビュー

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遥かなる想い

京都の四季を背景にした 純愛ミステリー。 「雪乃」の人物造形が 魅力的で、物語に思わず 引きずり込まれる。 全編に漂う雪乃への強い想いが 京都の風景と相まって 色彩を持ちながら、 読者に伝わってくる。 なぜ雪乃は忽然と姿を 消したのか?雪乃は本当は 何者だったのか? 祇園祭、植物園、鴨川、 大文字… 京都の四季の色と、雪乃との 大阪弁の会話がなぜか心に沁みる…そんな物語だった。

2015/01/10

ダイ@2019.11.2~一時休止

12年前に消えた彼女が戻ってきたが、なぜか警察にマークされているっていう恋愛ミステリー。なぜ消えたのに戻ってきたの?

2017/12/11

ゆみねこ

学生時代に知り合い、同棲した謎めいた女雪乃。忽然と姿を消した雪乃と再び巡り合ったのは12年後。新聞記者となった男は、とある捜査情報に雪乃の名前を見て、密かに事件を調べ始める。これは、ミステリーでもあり、純愛ものでもある。しかし、おばさんの私には雪乃に惹かれる恭平くんの気持ちがよく分かりません。彼女の謎が明かされても、やっぱりあの性格は、うーん…といった感じですね。

2014/09/23

しゃが

新聞記者風間は12年前に姿を消した恋人雪乃と再会したが、彼女は事件関係者だった…。ボケたり、ツッコンだりと笑いもある彼女だが、抱える闇が想像でき切なかったのは思い出の民宿が跡形もなかった時、「遅かった」のひとこと。舞台は京都だが観光ガイドブック的な流れに食傷ぎみだった。ミステリー要素も少なく、タイトルの意味も含めてあっけないラストになった。 「心と体の奥底から、泉のように湧いて出る愛情」って私にはわからないが、14年の歳月が育む恋心なのかも…。

2017/08/19

かっぱ

京都が舞台の純愛ミステリー。読み終わって表紙の人形の写真を見るとイメージそのままな二人と思える。関西弁での漫才のような二人の会話のやりとりは読んでいて楽しい。恋人の過去の秘密が何なのか知りたいけど、知ってしまうといまある幸福が無くなってしまうかも知れないという主人公の葛藤がひしひしと伝わってきました。雪降る日の北山大橋に行ってみたくなる。

2016/10/26

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