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後妻業

後妻業

後妻業

作家
黒川博行
出版社
文藝春秋
発売日
2014-08-29
ISBN
9784163900889
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後妻業 / 感想・レビュー

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starbro

直木賞受賞作よりも受賞第一作の本作の方が数段面白いと思います。京都の事件とかなりシンクロしていますが、もっと上手く宣伝すれば、黒川博行最大のヒット作になるのではないでしょうか?

2014/09/25

takaC

いやはや怖い怖い。

2016/08/13

barabara

表紙のじっちゃんのアップが読む前は悲しそうに見えたのに、読後は達観してる様に見えた。死にそうなじっちゃんも格安で結婚できるとは思ってないだろうしね。残された老妻は本当可哀想…。公正証書?穴だらけだから何とかしてほしいわ。

2014/10/09

あすなろ

住民票・家具持ち込み・顔出しから始まり、果ては公正証書巻いて死亡。それが後妻業か…。よく後妻業の実態が理解出来た作品。しかし、ドロドロ描くと上手いですね、黒川氏。底は金欲であるが、その金欲は誰でも度合い異なるが持ち得ている。その度合い増すごとに品性がなくなっていく。そんな品性のなさを描くのが上手いと感じさせる。

2015/06/15

koji

1年以上前の本ですが、現実の事件との関連で話題になり、ずっと読みたいと思っていた所、図書館の棚に。一気読みしました。後妻業とは、遺産相続狙いで資産を持っている老人の後妻に入ること。必須三要件は、住民票、家具持ち込み、顔出し。これに、結婚相談所、公正証書遺言を加えると、まさにプロの手口だとか。さて本書。流石直木賞作家。悪を描いたらピカイチ。凄い筆力ですね。ポンポンポンポン大阪弁で繰り返される会話の切れと執拗に緻密に事実を積み上げ論理的に核心に迫る推理が本書の醍醐味です。惜しむらくは結末。一寸あっさりしすぎ。

2016/02/19

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