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繁栄の昭和

繁栄の昭和

繁栄の昭和

作家
筒井康隆
出版社
文藝春秋
発売日
2014-09-29
ISBN
9784163901268
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繁栄の昭和 / 感想・レビュー

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山田太郎

けなせばお前はわかってないと怒られそうだし、面白かったというと本当にわかってんのかと怒られそうで怖い。しかし、いまだに、現役バリバリなのがすごい。枯れた感じがしないというか。

2014/12/29

いたろう

筒井御大、久しぶりの短編集。書名は一編めの短編のタイトルだが、そのままこの短編集のタイトルとしてぴったりはまる、昭和の時代の筒井作品を彷彿させる作品群。スラップスティックな笑い、ヒステリカルかつシニカルな毒気は、往年の作品に比べ、少々おとなしめであるものの、他の作家ではない、紛れもない筒井作品。特に「一族散らし語り」は、その昔、衝撃を受けた作品群を思い出させる快作(怪作?)。

2014/11/09

tama

図書館本 学生時代からの筒井ファンなので。「大盗庶幾」「リア王」「一族散らし語り」「役割演技」が好き。もっと狂って欲しいのですが、まだ蝋燭がふっと勢いを増すには早いのか?「一族散らし・・」は、昔の作品で見渡す限りの大洋の真ん中にポツンと建てられた巨大木造集合住居に住む人たちの短編を思い出させる。この狂気の毒をもっともっとぶちまけて欲しいんだがなぁ。「大盗庶幾」「役割演技」など、大変面白いんだが理性と倫理を踏み越えていないでしょ!そんな期待は涜書家のノスタルジーに過ぎないかも知れないけどさ。次作も読むわい!

2014/11/15

たー

さすがの筒井康隆もちょっと歳とったか?とちょっと思った。

2014/11/30

ばう

★★80間近でまだこんなに面白い小説をお書きになる事にちょっと吃驚。まだまだお元気な様子で嬉しい限りです。虚構の世界あり、あの超有名な怪盗へのオマージュあり、近未来らしき世界のお話あり、SFあり。虚実入り混じった不思議な世界、ちょっと怪しげな昭和が感じられる味わいのある短編集です。「世界を書き尽くしたい」という老作家は作者自身なのでしょうか?

2015/04/04

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