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桑港特急

桑港特急

桑港特急

作家
山本一力
出版社
文藝春秋
発売日
2015-01-29
ISBN
9784163901954
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桑港特急 / 感想・レビュー

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それいゆ

「桑港」はサンフランシシコと読むのに、わざわざ「そうこう」とふりがながふってあるのに納得できませんでしたが、読んでみて初めてその理由を知ることができました。最初「ジョン・マン外伝」のような印象を受けましたが、万次郎はこの物語には直接かかわりなくて、特別ゲストだったとは!映画でいうならエンドロールで表示される「友情出演」というところでしょうか?単純明快な話で面白かったですが、なぜか読みにくくて時間がかかりました。

2015/03/03

あすなろ

うーん、なんなんだろう?カットカットは、惹き込まれる。そして、面白いエッセンス点在している。読み方が悪いか?はたまた、自分が興味減となってしまったか?内容は、江戸時代の父島とアメリカのエルドラドの様を描く。つまり、ゴールドラッシュ。父島の恵まれた立場と、アメリカンドリームを描くのだから、楽しくない訳がなかろう。でもダメ。わがアタマを掠めては飛んで行く。ジョン万次郎シリーズの時も思ったが、何故こんなに洋物の山本氏作品はライトに描かれている?勿体ない。ジョン万次郎シリーズは、幸いにもアタマの空回りはないが。

2015/03/18

ジュール リブレ

時代ものから西部劇に舞台を移して、でも、深川のように熱い人情は変わらない。最近、少しダレ気味だった作風が舞台を変えて、少し元気になった感じ。終章は、も少し長くても良かったけど。

2015/03/08

八百

長いなぁ!と思いつつもそこは一力さんだからと信頼して読んで行くのだが…600頁近くも読んで残ったのが「桑港」の意味だけとは。ペーパーバック調の装丁と雰囲気ある表紙イラスト、そしてこのタイトルときたら否が応でも期待が膨らむのだが小笠原移民二世の兄弟の冒険物語と思い込んで読み進めるもストーリーはあれよあれよと違う展開に。鯨油ラッシュからゴールドラッシュへエルドラドは海から陸へと変遷しただけに留まらずメインは西部劇ばりの復習劇とてんこ盛りの内容に食傷気味は否めなかった。冒頭のコンセプトのままで読みたかった、残念

2017/09/09

as

西部劇は大別すると先住民VS騎兵隊か悪党(盗賊団)VS保安官のパターンになりますが本書は後者の例です。しかし肝心の対決が全く盛り上がりませんでした。まず折角用意した幌馬車SanflanciscoExpressが全然活躍しない、要塞化した銀行が完全に無意味、あげく盗賊団は勝手に自滅する始末です。小笠原の方も海賊対策が肩透かしですし、全体的に伏線?が生かされていません。無理に2つの話を混在させるよりは丈二、子温の兄弟に重点を置いて2人が「あの空に帰るまで」の相棒(バディ)小説にした方がスッキリしたと思います。

2015/04/25

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