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モダン

モダン

モダン

作家
原田マハ
出版社
文藝春秋
発売日
2015-04-13
ISBN
9784163902425
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モダン / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

MoMAにまつわる五つの短編集。原田マハはこちらに勤務していただけあってニューヨークへの想いが強いのだろう。何度もあのツインタワーが出てくるのも本人にしていかにあの事件が衝撃だったのかその悲しみと喪失感がありありと伝わってくる。作品の位置づけとしては暗幕のゲルニカ、楽園のカンヴァスの外伝的な所もあり読んだ方はこちらも外せない良書である。中でも最も感動的なのは東日本大震災と原発の事故で傷ついた福島の美術館とのやりとりを描く物語。やはり日本人としては涙なしでは読めなかった。アメリカと日本を繋ぐ愛。読んでほしい

2017/04/27

starbro

モダンとはMoMA(ニューヨーク近代美術館)のことです。MoMAに関わる様々な職業の人物の短編集。正当派アート小説は、原田マハの真骨頂です。初代館長アルフレッド・バーJrの存在感が際立っています。 オススメは「ロックフェラー・ギャラリーの幽霊」です。MoMAには行ったことがありますが、本作に出て来るニューヨーク図書館には行ったことがないので、何時か行けたら良いなぁ!

2015/04/24

AKIKO-WILL

原田マハさんの本を読むと美術に詳しくなりたいと思ってしまう。舞台がアメリカの美術館の短編集。東日本大震災や9.11テロなどがストーリーに入っているのでその当時の出来事がアタマに浮かびながら読み進めていきました。ピカソやマティスなどの作品が出てきたのですがどんな絵か?すぐに想像出来たらもっと読んでいて楽しかったのかな。と自分の美術、芸術の疎さを痛感しました。

2016/06/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

短編集。原田さんの作品で何度か出てくるMoMAが舞台の美術小説。3.11や9.11の話では災害時におこる問題が出てくる。私の好きなマシンが一番好き。

2015/04/21

Nobu A

原田マハ著書14冊目。本書の短編集も悪くないが、筆者の真骨頂はやはり長編アート小説かな。ニューヨーク近代美術館に勤務経験がある筆者が「美術館」をテーマに綴ったもの5編収録。最終章「あえてよかった」の主人公、麻美と原田マハが被って見えた。恐らく色んな思い入れがあるのだろうと推測。また、普段は窺い知ることも出来ない美術館関係者、監視員やキューレターの視点からの美術館運営の様子がとても興味深い。個人的には建築家、ルイス・サリバンの「形態は機能に従う」の名言を持ってきたのが粋。アートは独特の世界だと改めて思う。

2024/01/09

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