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屋上のウインドノーツ

屋上のウインドノーツ

屋上のウインドノーツ

作家
額賀澪
出版社
文藝春秋
発売日
2015-06-26
ISBN
9784163902869
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屋上のウインドノーツ / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

キラキラ眩しい青春ど真ん中小説ですね!過去の傷を持った高校生たちが県大会出場を目指すというあらすじで書けばありきたりの内容ですが、切ない心情や高校生たちのモヤモヤ感の描写などかなり面白かったです。「ヒトリコ」も読んでみたいです!

2015/09/04

takaC

ありゃ?松本清張賞ってどんな賞だっけと他の受賞作を調べてみたら既読は阿部智里『烏に単は似合わない』と横山秀夫「陰の季節」の二篇だけだった。ミステリー限定というわけじゃないとは知らなかった。そんなわけで心構えを間違えて読み出した話だったけど自分好みの青春モノだっただけに結構のめり込めた。

2016/07/18

おしゃべりメガネ

【松本清張賞】受賞作で先日、読了しレビューもアップした『ヒトリコ』は【小学館文庫小説賞】を受賞する快挙を成し遂げた額賀(ぬかが)さんのWデビュー作です。この作者さん、ホントにハマってしまいました。読みやすいのは勿論、人物もわかりやすく、感情移入がスッとできて、やはり人物が気になるから必然的に先の展開も気になり、読む手が止まらなくなります。作風は「白」の本作、「黒」の『ヒトリコ』といったところでしょうか。本作はとにかく最初から最後まで見事に‘青春’で埋め尽くされています。額賀さん、タダモノではないですね!

2015/08/17

ちはや@灯れ松明の火

はじまりを告げる音は屋上から流れてきた。脹らみすぎた夢に潰された絆、二度と抱かぬと決めた大志を軽やかなリズムが呼び覚ます。振りほどいた手と新たに差し伸べられた手、変わりたいと強く願い握りしめたバチ。押し殺していた息が高らかに響き渡る。仲間に呼びかける調で、ひとつきりだった音が集まってつながる。互いに寄りかかるだけじゃなく、支えあうように。総てが実を結ぶわけじゃない努力、悔し涙に潤む景色がきらきらと乱反射する。別々の場所にいても同じ志で奏でる音色は心を結ぶ合言葉。山から吹く風が、はるか彼方へと運んでいく。

2016/03/01

紫 綺

第22回松本清張賞受賞作作品。高校の吹奏楽部を舞台に吹き抜ける、爽やかな青春の風を描いた良作。40年ほど前の吹奏楽をやっていた頃にタイムスリップしたような気分を味わえた。もうちょっと手前で、余韻を残すような結末の方が良かったかな。

2015/09/27

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