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中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇

作家
中野京子
出版社
文藝春秋
発売日
2015-07-27
ISBN
9784163903088
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中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇 / 感想・レビュー

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KAZOO

中野さんの絵を選ぶセンスというのはわたしのフィーリングによく合っているのでいつ読んでも楽しく読めます。また文章の方でも、映画のことを引き合いに出されて説明されたりしていて、ああそうそうこんな場面もあったのだ、というようなことが思い出されます。この本では二つの対照的な絵画を比較分析されています。いままでとは異なる視点があり楽しめました。

2016/12/17

ハイランド

対決というより、似たモチーフやテーマの絵画を比較して、裏話も交えて解説するという一冊。怖い絵シリーズよりも語りが軽妙、気軽に読むことができる。。キューピッドの雑な取扱いにちょっと笑ったし、王妃並び立つといったエリザベートとウージェニーの遍歴には大いに興味をそそられた。本書では二つの視点を読者に提示してくれている。一つは非キリスト教文化圏から見たキリスト教文化。もう一つは女性の視点から見た女性蔑視の時代における女性というモチーフの取り扱いである。後者の問題は現代もあまり変わりないかな。美術って面白いですね。

2018/05/18

みっちゃん

1章毎にテーマを決め、2枚の絵画を対比させるという趣向。ユーモア溢れるわかりやすい文章で興味深く読めた。ただ、文中に題名だけ出てくる絵、名前だけの画家の作品も小さくでいいから見れたらさらに良かったな。一番目が離せなかったのはブレイクの「ネブカドネザル」焦点の定まらぬ見開かれた目。7年間自分を獣と思い込んでいた古の王の怯えと恐怖に引き込まれそうで恐ろしい。対比されていたミレイの「オフィーリア」も現物を前にした時の感激が甦った。

2016/05/27

tama

図書館本 新刊案内で 「対比させて論じる」という趣向。ジョゼフ・マリーの「キューピッド売り」に驚愕。性格がよさそうなら買ってもいいかな。ドラクロアの「パガニーニ」凄い!バイオリン奏者はレプリカであっても購入して飾るべき。本が小さいので載せてる絵も小さいのは最早承知。まあ、ここで当りを付けて大判の本かネットか、実物を見るのが正しいんでしょうね。すごく好きな絵は、ドガの「カフェにて」とホッパーの「ナイトホークス」。前者は女性の表情(やりきれなさ)、後者はシュールというべき店内外の差異に魅かれました。

2015/10/01

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

分かりやすいし、面白いから家にも1冊欲しいなぁ~(* ̄∇ ̄*)絵を見て紐解く謎を追うのは探偵のような気分になれる。

2018/04/29

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