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中野のお父さん

中野のお父さん

中野のお父さん

作家
北村薫
出版社
文藝春秋
発売日
2015-09-12
ISBN
9784163903255
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中野のお父さん / 感想・レビュー

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starbro

以前、北村薫は女性作家だとばかり思っていました。印象は変わりましたが、新作を中心に何冊か読んでいます。本作はミステリというよりもほのぼのとした謎解き連作集です。8篇の中では「冬の走者」がオススメです。サンタクロースを信じる女の子がメチャ可愛いです。中野のお父さんはかなり著者に被っている気がしますが、主人公の田川美希のような娘もいるのでしょうか?

2015/09/25

紅はこべ

文学的謎、日常の謎、犯罪絡みの謎、北村さんらしいミステリを目一杯詰め込んだ感じ。『煙の殺意』読み損ねていたの思い出した。北村さん得意の落語と俳句がネタの「闇の吉原」が良かったな。このヒロインは〈円紫師匠と私〉のヒロインよりは、同じ編集者でも読書量は少ないみたい。向こうは「虫のいろいろ」は絶対読んでいる。北村さんが女性の視点から目上の男性を描くのが多いのは、男性視点で描くのが照れ臭いのかな。にしても仲の良い一家だ。牧歌的と言えるくらい。次作ではお兄さんも出るかな。

2015/11/28

Yoshihiko

ほのぼのした面白い作品でした。こんな素敵なお父さんになりたいものです。そのためには物知りにならねば....?

2015/10/23

Aya Murakami

図書館で借りた本。 物理的な距離はちょっと離れていてもいつも見守ってくれるような感じの父親。こういう父親がほしかったです。 本に詳しいお父さんがさわやかに書物の謎を解決する短編連作。牡蠣の話はお父さんから話がそれるおやつ的な話でしたが…。本に限らずコレクション癖のある人なら茶の痕跡は心に響くことだろう。大事なコレクションに危害を加える話は本に限らないでしょう…。捨てたい妻・集めたい夫という感じで…。

2018/07/22

ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。久しぶりの日常の謎系でイイ感じです。やっぱり北村さんはこういう系統が自分的には好み。夢の風車が一番好き。

2015/09/29

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