ギブ・ミー・ア・チャンス
ギブ・ミー・ア・チャンス / 感想・レビュー
starbro
荻原浩は新作中心に最近良く読んでいる作家です。チャンスをキーワードにした連作短編集、一気読みしました。どの作品も粒が揃っていますが、オススメは「冬燕ひとり旅」です。サブウェイ・ラッツの放送禁止曲?『悪魔に騎乗位』を聴いてみたいですネ(笑)それにしても中途半端に才能があると辛いのかも知れません。才能がないのが幸せなのかどうかも微妙ですが・・・
2015/11/23
takaC
今回は短編集だと知ってた上で読んだ。テーマは「再出発」といった感じか。最初の探偵モノのインパクトが強くて尻窄みしないか心配したけど杞憂だった。
2016/11/12
ナイスネイチャ
図書館本。様々な職種で題名通りチャンスを待っている人の短編集。関取から探偵、バンド歌手から演歌歌手、アシスタントから漫画家、CAから客室乗務員、市役所からゆるキャラ、アイドルからマルチタレント、主婦から小説家、コンビニバイトからお笑い芸人と紆余曲折ありながら信念曲げずに生きていく様を描いてました。各々の職種の苦悩がわかり面白かったです。
2016/03/19
しんたろー
本作は「やりたい事が上手くいっていない」人々の短編集… 元力士の探偵、元アイドルのドサ回り演歌歌手、デビューできない漫画家アシスタント、元CAの車内販売員、ゆるキャラの中の人をやらされる市職員、売れない女タレント、小説家を目指す主婦、相方がいない漫才志望の青年…どの話も絶妙なさじ加減で、主人公の奮闘ぶりを楽しく読ませてくれる。 世の中って、やりたい事が思い通りに進んでいる人は少ない から、主人公たちに共感して応援したくなる。ユーモアに ペーソスが程好くブレンドされていた職人技を堪能させて 貰った。
2017/07/29
紫 綺
元相撲取りの探偵?元ロックシンガーの演歌歌手?夢を諦めきれず、夢にしがみつく人々をコミカルに描く8編の温暖短編集。どれも少々似通った流れが気になった。
2016/01/17
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