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ありきたりの痛み

ありきたりの痛み

ありきたりの痛み

作家
東山彰良
出版社
文藝春秋
発売日
2016-01-16
ISBN
9784163903910
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ありきたりの痛み / 感想・レビュー

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ずっきん

ふだんエッセイは読まないのに、なんということだ。タイトルがタイトルだし、東山彰良に夢中だから。影響を受けた作品が、エルモア・レナード〜ブコウスキー〜マッカーシー〜南米文学〜フォークナーとな。どおりでハマるわけだ。そういえばブコウスキーで熱い解説を書いてたなあ。マリオ・バルガス=リョサは未読なのでいってみよう♪ 『小説とは要するに、だれも知らないことを見てきて報告するようなものだ』『ブラック・ライダー』を読んで、(作家として)これで死んでしまうかもしれないと哭いた妻のエピソードが印象的。

2021/05/28

starbro

直木賞作家となった東山彰良の初エッセイです。まずは著者が専業作家でなかったことに驚きました。著者の偏愛的趣味嗜好(テキーラ・マエストロ、ゾンビマニア、ブルース・フリーク他)を知り、かなりイメージが変わり、ユニークな作家だと認識しました。どのエッセイ、映画コラムも面白いですが、直木賞受賞からパーティーまでの狂騒の一ヶ月を綴った日記が一番楽しめました。著者によると作家の皆さんは本を売りたいので、王様のブランチに出たがるんだそうです。いつかゾンビを題材にした著者のホラー作品を読めたらいいなぁ!

2016/02/03

山田太郎

東野・東川ときて東山だったのか次の東は東国原かな、それはないか。同じ県の人なんで勝手に親近感がわく。えらく下品な作風だった気がするが、えらく上等になってきた気もする。映画みたくなってくるので、それはたいしたもんだと思う。新聞に連載されてたのけっこう好きだったのにな、続けさせとけばよかったのに、あほだな、西日本新聞。ちなみに、この作者で一番すきなネタは、漢字一字のソープ嬢。

2016/02/24

それいゆ

映画コラム集だとは知らずにこのエッセイを手にしました。約60作品を解説していますが、最初に書いてある「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」は、私も衝撃を受けた故若松孝二監督作品です。3時間10分の長さがとても短く感じた映画でした。「おくりびと」「レッドクリフ」「ディア・ドクター」「南極料理人」「母なる証明」「イングロリアス・バスターズ」「海角七号君想う、国境の南」「英国王のスピーチ」「最強のふたり」「僕たちは世界を変えることができない」「3時10分、決断のとき」どれも私の好みの映画ばかりが紹介されています。

2016/04/29

ヒデミン@もも

東山彰良さん、初読み。とにかく楽しめた。初めはハードボイルドな性格なのかと思ったけど、シャイで素直な方みたい。何度もイケメンで20代に見える自分とあるから、ググって映像確認してしまった。そこはノーコメント。大藪春彦賞受賞記念のエッセイと直木賞受賞後のエッセイがあまりにも違うからウケた。どちらの東山彰良さんも好みです。「流」は図書館の予約待ち。ごめんなさい、東山さん。本を買わなくて。心から申し訳なく思います。

2016/02/06

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