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スタフ staph

スタフ staph

スタフ staph

作家
道尾秀介
出版社
文藝春秋
発売日
2016-07-13
ISBN
9784163904801
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スタフ staph / 感想・レビュー

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starbro

道尾秀介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。移動デリの話から始まったので、ランチのアッコちゃん的な話かなぁと思っていたら、全く違う展開となりました。寂寥感の漂うマザコンorシスコンミステリーでした!

2016/08/09

hiro

久しぶりの道尾さんの新作。道尾さんらしいノンストップミステリーだった。まず、主人公・夏都が拉致されことから事件が始まるが、その理由は、芸能人の知られたくないアイドル時代の過去“枕営業”というのが最後まで引っかかっていた。しかし、本当のこの事件の背景が見えてくると、それまで見てきたものがまったく違って見えてくる。このタイトルの『スタフ staph』の意味を調べるのは、読後がお勧め。

2016/11/19

ナイスネイチャ

図書館本。読みやすく一つのドラマ見た感じでした。最後は家族愛をみせつけられました。

2016/09/16

だんじろー

読み終わった直後から、タイトルの意味がじわじわと沁みてくる秀作。悲劇の取っ掛かりが、ほんのわずかな“毒”だった、なんてことはよくある事。本人が気づかない間に、その毒素が全身を駆け巡り、最終的には取り返しのつかない状態に陥ってしまうことだってある。多くの人が、自分が生きるのに精一杯のはずなのに、自らを殺して我慢したり、他人の目を必要以上に気にしたりしながら、恐る恐る毎日を過ごしている。ただひとつ不満なのは、「透明カメレオン」にテイストが似ていたかなあ、というところ。

2016/08/13

紅はこべ

道尾さんの女性視点の話は珍しいかな。夏都はそんなに責任感じる必要あるのかな。冬花に話さないことは、彼女から母としての役割を奪うことになる気がする。迷っている、足元の定まっていないアラサー女性と、賢すぎる少年。割とよくある組み合わせ。親に愛されてはいるけど、甘えられない子供って辛いんだろうな。ひょっとしてカグヤの方が、これを機に、依存から逃れられるかも。

2018/04/16

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