KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ゆけ、おりょう

ゆけ、おりょう

ゆけ、おりょう

作家
門井慶喜
出版社
文藝春秋
発売日
2016-08-10
ISBN
9784163905020
amazonで購入する

ゆけ、おりょう / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

門井慶喜さんは初読みです。坂本龍馬の妻・おりょうの生涯を描いた作品。おりょうの思い切りの良さ、侠気さに楽しく読了。おりょうと言えば寺田屋事件や薩摩への新婚旅行等の印象が強かったが、生まれ育ちや最期については初めて知る。ただ気の強い、思い切りの良い女性の痛快な話しで終わらせず、坂本龍馬を突然に喪ってからの哀しみ、放浪、落剥を描いていたのも物語に深みが出て良かったです。明治に入り再婚したおりょうが陸奥宗光邸を訪れ、屈辱を味わいながらも夫の許に帰る場面が印象的。心配な人間を放って置けない姿に母性を感じた。良作。

2018/04/29

いつでも母さん

読みやすく一気に読了。おりょう・・私はあんたじゃないから言えるのだけれど、哀しくないかい?そうさね、そんなこたぁ大きなお世話さねぇ。とにかく、あの時代、あの一瞬を活きたんだねぇ。ちょいと羨ましくもあるよ・・おりょうから観た龍馬とその時代なのだが、こんなに『おりょう』中心の話もなかなか無いよね。土佐の方々にはおりょうの存在が見えないのか、見たくないのか・・龍馬亡き後のおりょうの生き方が逞しいが、どうしても私には哀しく思えるのだった。こんな作品もたまには良いな。

2016/09/25

とし

おりょう目線からみた坂本龍馬も面白いですね、おりょうと言えば、寺田屋で龍馬に危険を知らせた、龍馬の妻で日本で初めて新婚旅行をした人と思い浮かべるが、龍馬の死後の苦労もいろいろと大変だったようでが、幕末を豪快に生き抜いた人だったんでしょうね。

2018/02/14

Aya Murakami

決戦!新選組の作者の一人の作品として紹介 門井さんにしては珍しい単純直情型主人公の話。次々と余計なことをしゃべるトラブルメーカーなおりょうが爽快。悪意のないトラブルメーカーってにくめませんよね。策士な主人公を描くイメージが強い門井さん自身はちょっぴりおりょうさんを持て余しているみたいでしたが…。

2019/06/16

ゆみねこ

龍馬の妻・おりょうさん。伝説ともいえる寺田屋事件の顛末や、薩摩へのハネムーンなど、興味深く読了しました。だけども、私はこの面倒くさい女性とは友達にはなれないだろうなぁ。下戸なので、大酒飲みとは付き合いきれない(笑)

2017/02/23

感想・レビューをもっと見る