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ブルーネス

ブルーネス

ブルーネス

作家
伊与原新
出版社
文藝春秋
発売日
2016-08-26
ISBN
9784163905099
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ブルーネス / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

東日本大震災後、それぞれの'宿命'を背負った科学者たちによる『地震予測プロジェクト』への挑戦を描いています。科学の細かな描写が少なくなく、その部分が読む側によっては多少ストレスに感じるかもしれませんが、話の流れ自体はなかなかドラマチックで、個性的なキャラ達に楽しませてもらえます。池井戸さん的な作風なので、困難に挑戦する姿が好きな読者さんにはハマるのかなと。科学的な描写にチカラが入ってるせいか、せっかく魅力的なキャラそれぞれの個性が若干薄れてしまっている感じか否めません。ちょっと勿体ない作品かなと思います。

2019/06/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

3.11を経験後に新たな津波予測に挑む。池井戸さんの下町シリーズに似たような感じで読後感がよく楽しめた。

2016/09/13

みかん🍊

わくわくしてハラハラしてそしてアラサーのはみ出し者たちの青春でもありやはり科学の話、3.11の震災で傷ついたのは被災者だけではなかった、あの後悔を繰り返さないために津波予測に挑む6人のプロジェクトは予算、妨害に立ち向かい困難を超えられるのか、この津波監視システムのはモデルがあるそうでこれから起こるであろう東南海地震に役立つシステムが構築されるよう切に願います。伊予原さんの科学の短編も良かったが長編エンタメ良かったです。

2021/10/28

美紀ちゃん

伊与原さんにハマり読んだ。 サイエンス系ストーリー。 3.11の時は、予知が過小だったためにたくさんの被害者を出してしまった。 地震学者の予知チームの敗北。 その悔しさを研究のパワーに代えていく。 みんな優秀ですごい人だが、個性的で一癖あり、こそが魅力的。 津波観測の開発、専門的な部分は難しいが、そこが伊与原さんならではの良さでもある。すごい。 読後は爽やかで、良い。 ドラマになりそう。

2021/07/24

nico🐬波待ち中

東日本大震災から三年。地震学のプロ達が集まり究極の津波予測に挑む物語。個性的で世間の常識からはみ出した地震研究者の彼らは、各々の知識を武器に大自然に立ち向かう。理系的手法の震災後文学は初めて。津波予測の仕組み等は専門的で理解はなかなか出来ないけれど、何より説得力がある。「僕たちには今、やるべきことがある。津波から人々を守るために、やれることがあります。やれることがあったのに、それをやらなかったとなれば、我々はもう終わりです」各々の得意分野を駆使したプロ集団のプロ意識と心意気に、読んでいる私もアツくなった。

2019/05/21

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