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煽動者

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作家
ジェフリー・ディーヴァー
池田真紀子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-10-14
ISBN
9784163905402
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煽動者 / 感想・レビュー

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W-G

ディーヴァー流の上質なミステリを望むならばイマイチ、しかしシリーズのファンならばかなり面白く読める。要するに事件の本筋以外の部分が凄く楽しく引き込まれる。実際、シリーズとしての展開を先に進める事が主目的だったのではないかと思えるほど、メインの事件とその他諸々の事件に関連性がなく、ミステリだから大きな事件も入れとかないと、的な大人の事情を勘繰ってしまう。キネシクスも役に立っておらず、どんでん返しもいつもとちょっとベクトルが違うが、わかりやすいアメリカンホームドラマのようでかなり好き。

2017/01/01

starbro

ジェフリー・ディーヴァーは、新作中心に読んでいる作家です。二段組、500P弱、一気読みしました。プロローグの盛り上がり感からすると尻すぼみでしたが、キャサリン・ダンスシリーズの安定感で楽しめました。キャサリン・ダンスの息子のウェスが活躍する時代になったんですネ。

2016/12/07

KAZOO

もうこのようなシーズンになったのですね。ディーヴァーの本が出版される頃になると師走ももう間近という意識にさせられます。今回はキャサリン・ダンスシリーズでやはり最後はやってくれますねえ。確かに一度では細かいところなどを読み飛ばしてしまうので、再度読む必要がありそうです。まだまだ未訳のものがあるのでこれからも楽しみです。文庫で短編集が年末近くに出されるかもしれませんね。

2016/10/22

紅はこべ

ディーヴァーは無理に邦題をつけなくても、原題そのままの方がいいと思う時がある。本作がそう。今回はどんでん返しというより、ミスディレクションが巧み。ディーヴァーは日本を好きなのか、disっているのか。キャサリンがケイト・ブランシェット様に似ていることが判明。そんなに美人だったのか。ディーヴァー作品、犯罪者が参照しそうで怖い。

2018/10/20

のぶ

ディーヴァーの作品にしては比較的ストレートな作品だった。冒頭で、麻薬組織合同捜査班から外されて、キャサリン・ダンスが異動となった。その時コンサート会場で火災が起き、パニックから多くの死傷者が出る事件が発生する。それが単なる事故でなく、計画された犯罪だった。と言う序章から捜査が進む。自分は実はディーヴァーの作品を世間の評価ほど面白いと思わない。理屈っぽくて頭が疲れるからだろうか?本作はライムのシリーズほどロジックが複雑でなく、スラスラ読めたので、まぁ良しとしよう。

2016/12/26

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