十二人の死にたい子どもたち
十二人の死にたい子どもたち / 感想・レビュー
starbro
冲方丁は、新作中心に読んでいる作家です。著者初のミステリという触れ込みですが、冲方丁版、21世紀の「十二人の怒れる男」といったところでしょうか?群像劇として、そこそこ面白い材料が揃っていると思いますが、ドラマと捻りが足りない気がします。エンディングも想定内で、期待の割には少し残念です。
2016/11/15
遥かなる想い
奇妙な物語だった。 学校を舞台にした密閉空間の物語は 多いが、この物語の舞台は廃業された病院である。この非日常的な空間に十二人の子どもが 集まり、安楽死を目指す.. 各人が事情を抱え、自殺を目指すが、 やはり人数が多すぎて 発散しがちの印象が強い .. 最後は著者の意図らしきものが 垣間見られたが あっけない終わり方だった。
2017/03/20
マ・クベ
期待どおり!期待外れの結末?長かったし、複雑でした。途中で挫折しそうでしたが、最後まで読んで、こんなに400ページも必要かと疑問に思いました。もっと短く簡潔の方が読みやすく、後味もすっきりするのでは?
2016/12/27
だんじろー
筆者のやろうとしていることは十分分かる。分かるけれども、様々な“動き”が果たして成立しているのか否かが怪しい感じ。まあ、ミステリなんでギリギリでも可能性があれば良しとするんだけどね。そんなことより、目次はどうなの? ミステリ読みには不要じゃない? なんてことを本気で心配した。少年少女たちの書き分けについては、さすがの手練れ。
2016/11/27
羽衣 空
12人の登場人物(正確には13人)全員の把握までにだいぶ時間がかかってしまった。全員名前カタカナだしね。最後のアンリの自殺動機があまりにも唐突でかなり違和感有り。結局ハッピーエンドなのかな?1番の悪はサトシ?他人の命で遊んでいる感。
2017/02/05
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