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17歳のうた

17歳のうた

17歳のうた

作家
坂井希久子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-10-27
ISBN
9784163905440
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17歳のうた / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

あらゆる街に住む17歳の女性を主人公にした連作集です。中学を卒業して京都の舞妓の世界へ飛び込んだ東京の子、青森の漁業の家系で育った剣道女子、福岡の元レディース総長を姉に持つ妹、和歌山の古き歴史ある神社の跡継ぎ娘、山形のご当地アイドルで名をはせる子、5人それぞれの青春期らしい悩み、葛藤が方言をステキに交えながらほっこり&じんわりと伝えられます。坂井さんのクリアな部分を前面に押し出した雰囲気で、ぜひ17歳の女性のみならず、多くの若者に手にとっていただきく、また年頃の子を持つ親の立場としても読むべき作品でした。

2016/11/26

machi☺︎︎゛

自分が17歳の時はもう大人だと思っていた。だけど大人になった今、17歳はまだ子供だったのだなーとしみじみ思う。だけど半分は大人、自分で人生の選択をしなければいけない時もある。地方都市で生きる5人の17歳の女の子が自ら選んだ道とは。例え選択ミスをしても幾らでもやり直しがきく年齢。私も17歳の時、あの選択をしていたから今の私がいる。昔を思い出し少しセンチメンタルな気分になった。

2023/05/24

みかん🍊

17歳は悩むのだ、恋に進路に人間関係に、そんな地方に住む悩める17歳の少女たちの5つの物語、そこから飛び出したい者、そこに留まりたい者どちらも覚悟を決め進んで行かなければいけない、投げ出したい、逃げ出したい、ずっとこのままでいたい悩みは尽きない。和歌山の神社の娘の話が一番好きだった、未だに男尊女卑思考世話役に拒まれ進路を決める事のできない娘の啖呵がすっと気持ち良かった。

2016/11/17

takaC

内容紹介より~ 東京に好きな人を残し、舞妓としてはたらく彩葉。 / マグロ漁師の娘として生まれ、漁師の生き方に憧れる留子。 / 伝説のレディース総長を姉に持ち、自らも一目置かれているマリエ。 / 失踪した兄の代わりに、自分が家を継ぎたい千夏。 / 憧れの幼なじみに勧誘され、アイドルとして活動するみゆき。 / 地方都市で生きる5人が、それぞれ17歳で選びとったものとは。

2017/01/30

ゆみねこ

地方都市で暮らす17歳の5人の少女。京都の舞妓・青森のマグロ漁師の娘・福岡のちょっと不良の娘・和歌山の由緒ある神社の娘・山形でローカルアイドルをしている娘。それぞれ17歳の瑞々しさを感じる素敵な短編集でした。男尊女卑の氏子総代を相手に啖呵を切った和歌山の女子、スカッとしました!

2016/11/26

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