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サイレンス

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作家
秋吉理香子
出版社
文藝春秋
発売日
2017-01-26
ISBN
9784163905914
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サイレンス / 感想・レビュー

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starbro

秋吉理香子、初読かなと思っていたら、4年前に「暗黒女子」を読んでいたので、2作目です。300P弱一気読みしました。本書は、【女新堂冬樹+ホラー】といった感じです。もう少しホラー色を強めても良かったのではないでしょうか?いずれにしても、過疎の孤島はブラックにならざるを得ないのかも知れません。

2017/03/28

風眠

ようするに自分が生きている環境に満足できているのか、いないのか、なのだと思う。都会であろうと田舎であろうと、メリットもデメリットもある。思い通りにいかない人生を環境のせいにしてしまう、そんな人間の弱さもわかる。それでも、生まれ育った環境に不満を持ちながらも愛着を持ち、安らぎを感じるのも人間だと思う。良くも悪くも、変えられない人間の芯のようなものはあって、それがその人を形成していくのだとも思う。思い通りにいかなければ、吹雪のせいにすればいい、「しまたまさん」のせいにすればいい。全ての罪は深い雪の下に隠して。

2017/08/18

おしゃべりメガネ

イヤミスの地位を着実に固めている秋吉さん作品です。タイトルからしてヤバい雰囲気がかなりキテますよね。ボリュームも相変わらず手頃な感じで読みやすさもバッチリです。他の作品に比べ、前半のスピード感がちょっとスロースタートな感じでしたが、中盤からの加速度はしっかりといつもの秋吉さんでした。適度?な後味の悪さも味わうことができ、秋吉ワールドにしっかりとやられてしまいます。雪国のとある島で繰り広げられる様々な'サバイバル'が、秋吉さん特有のヒヤヒヤ&ゾワゾワ感で書き綴られる展開は、やはり読み応え十分にありました。

2017/04/28

ナイスネイチャ

図書館本。イヤミス度合いは薄めだったかな?スーツの下りもなんとなく予想できた。離島の過疎化が抱える閉塞感はじわっと染みこんでくる感覚で、この作家の味が出てました。

2017/04/02

いつでも母さん

秋吉さんにしては物足りないなぁと感じてしまった。島の閉塞感は分かる気がする。多分あの男たちのその後を予想できてしまったからなのだろう。そうね、弥生ちゃんも冬に彼を連れて来ると良いよ・・幻想的な雪景色の裏では沢山の雪を集めて集めて雪室にするんだ。皆が幸せになるように、島の暮らしがずーっと続くように。その願いは『しまたまさん』が叶えてくれるさ・・静かにしずかにね。

2017/02/13

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