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ホライズン

ホライズン

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作家
小島慶子
出版社
文藝春秋
発売日
2017-04-20
ISBN
9784163906348
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ホライズン / 感想・レビュー

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えりこんぐ

前回の女子アナ対決も面白かったけど、今回も好きだなぁ。海外に住む日本人妻たちの話。駐在妻のしがらみや女たちの本音がだらだら〜っと続くので、興味ない人にはしんどい読書だろうな。私はこの世界が大好物なので、だらだら楽しませてもらいましたよ( ´∀`) ご自身の経験を元に描かれているのだろうけど、もうネタ切れなんてことないよね? 次回作待ってまーす。

2017/12/13

marumo

スナック菓子をやめられないように、このテの本もやめられないのよ・・とちょっと自嘲気味。海辺の美しい街で駐在妻たちがマウンティングという設定はいかにも。それが読み進めていくうちに人物たちが多面的な血肉を通わせた人間に感じられ始め、一気に引き込まれた。かなり真面目な「人との関わり」の話しだった。世界一美しい海があって経済的な不安がないならいいじゃん、というのはあるけど。「多くの人に好かれるということは、それだけ多くの嫉妬が留保されているということだ」というのがこの作者らしいものの見方だと思う。

2017/07/30

yoshimi

『駐妻』経験者としては読み進むにつれ当時のことを思い出し複雑な気持ちに(笑)。ここまでエグくはなかったが、海外での狭い日本人社会の窮屈さは独特なのに違いはない。それにしても小島さんの人物描写はすごい。1人の人間の良いところ悪いところがとても丁寧に掘り下げて描かれていて、耳元で彼ら彼女らの息づかいが聞こえてくるようなリアルさ。ブラックなのに時々プッと吹き出す場面もあって、作品の重さを軽減してくれた。他の作品も読んでみよう。

2018/08/31

なっく

参った!海外赴任の妻たちの狭い世界での、夫の自慢やらやっかみやら陰口やらの醜い足の引っ張り合いが延々と続く。実際そうなのかも知れないけれど、せっかくの開放的な赴任先で、ここまでの閉鎖社会とは女性は大変だ!みんな男に依存しすぎじゃないかなあ、自分を磨こうよ。と思いつつ著者を見ると、なーんだ、ご本人は美人女子アナ出身で日豪を行き来しつつエッセイスト。うまくおやりじゃないですか。じゃあここで描かれてる世界はなんなの?と思いつつ読了。

2017/12/04

お静

パースに住んでいる小島慶子さんの小説。実際海外赴任の妻達の狭い世界で上手く立ち回ることの大変さが伝わってくる。小島さんの周りにきっと実在している女性たちなんだろう。綺麗な景色で恵まれた生活に見えてもそれぞれに問題を抱えているんですね。

2017/09/21

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