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ぷろぼの

ぷろぼの

ぷろぼの

作家
楡周平
出版社
文藝春秋
発売日
2017-05-18
ISBN
9784163906515
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ぷろぼの / 感想・レビュー

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W-G

とりあえず難しい事は考えずに、悪いやつは徹底的に悪者にして、ボコボコにやっつけてカタルシス多めにしとくんで、日ごろの鬱憤をこの本で晴らしちゃって下さいサラリーマンの皆さん、な一冊。多分、プロボノというものに著者が興味を持って、これを題材に一冊書けないかな?みたいなところから始まったのか。キレイに纏まってはいるがNPOの人たちの影が薄すぎる気がする。やり口から見ても、受ける印象ほど良い人たちではない。読後感は爽快で一気に読み終える事が出来る読みやすさなので、シリーズ化されたら息抜きに読み続けるかも。

2017/05/20

starbro

楡周平は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。最初、企業ホラー小説かと思いましたが、池井戸潤的な勧善懲悪企業小説でした。エンタメとして充分楽しめます!本作は、S●NYをモデルにしていると思いますが、S●NY、東●、シャ●プの社員は本作をどう読むのでしょうか?

2017/06/24

いつでも母さん

ぷろぼのって何?本当にあるんだと知った次第。『やられっぱなしのままじゃ、悪霊に取り憑かれ、ただただ疲弊して行くだけ』そんなのは嫌だ!と首切り役の大蔵が立ち上がる。ってか、ぷろぼのに縋ったんだが・・第三章からぐいぐいと!ぼこぼこにされる江間に同情の思いは1ミリもない!いや~スカッとしたわぁ。これはシリーズ化して悪役に鉄槌を下して欲しいな。

2017/06/08

ゆみねこ

ぷろぼのって何?ボランティアを行うNPOらしい。でも、この作品はぷろぼのそのものより、超一流総合電器メーカー・パシフィック電器の人事部のえげつないリストラを主導している悪党をやっつけるというストーリー。とにかく悪は必ず滅びる的な、スカッとした読み心地を求める人にはお勧めの1冊です。

2017/06/08

Yunemo

恥ずかしながら、「ぷろぼの」という言葉、初めて‼ 「公共の利益のために」というラテン語の省略形、へぇーと頷いて。でも分かりますけど、一種コミカルで爽快な本作品、無理して当て嵌めているような想いにもなって。どちらかというと、勧善懲悪の仕置き人の世界を現代風に、給与所得者の悲哀を解決する手段としての。その手段が、本業で身に付けた知識、経験を活かしてのボランティアとしての社会貢献。状況設定の面白さはまさに楡作品の真骨頂。なんやかんや言わずに十分に楽しみながら。根底に、自身の価値を再認識していく様、読み取れます。

2017/06/11

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