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空に咲く恋

空に咲く恋

空に咲く恋

作家
福田和代
出版社
文藝春秋
発売日
2017-07-07
ISBN
9784163906799
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空に咲く恋 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

日本三大花火大会の一つ大曲の花火は明日だ。合わせたつもりはなかったが、福田和代の描くちょっと青い恋。花火師の恋が打ち上がった。読了後にこのカバーが映えた。ほとんどお仕事小説だったが、頼りない主人公の成長物語でもあった。打ち上げる方の思いも、見上げる観客の思いも『花火』は日本的な刹那を感じる。どこかで見ているかなぁ・・さくっと一気に読了でした。

2017/08/25

ゆみねこ

イケメンなのに女性アレルギーの由紀が、放浪の果てにたどり着いた山古志の集落。優しい村の人々に救われ、そこで花火師のぼたんに出会う。由紀は群馬の花火師の息子、ヘタレでマイナス思考の彼の成長物語。さらりと読了出来ます。新潟弁はちょっと微妙かな~?文章にするのは大変なんでしょうね~。

2017/09/11

pukupuku

全般的にとってもライトで,あっさりさっぱり,ほろりとさせられるシーンもあり。しかし,イケメンなのに女性アレルギーで失神しちゃうとか,いるのかなぁそんな人。まぁ,ちゃんと克服して,最終的には家業を継ぐことになるんでしょうね。今後の不安要素もたくさんあるけど,予定調和で色々うまくいって,おさまるところに収まるのでしょうね。

2017/09/10

ぶんこ

女性との接触アレルギーを持つ由紀は普通の生活が困難。山古志で親切な村人たちに助けられ、便利屋のような生活をしていたが、交通事故現場で煙火店の一人っ娘(ぼたん)と知り合い、自分が花火が好きだった事に気付き、家に戻り花火師としての修行をする。臆病すぎる由紀と強気でジコチューな姉の(京)が対照的。創作花火創りに切磋琢磨する若人たちが眩しい。大曲に花火を見に行きたくなります。爽やかな読後感です。

2017/10/05

どぶねずみ

空に想いを込めて一発の花火を作る花火師の話。職人気質でお仕事小説としても青春ものとしても楽しめるけど、もう少し掘り下げた話が欲しかったなぁ。由紀が一度失敗した鯉をその後のスターマインで成功するまでを細かく綴った苦労話や、ぼたんは由紀のどんなところを好きになったのかなどがあったら、もっと好きになった作品だと思う。

2017/11/24

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