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その日の後刻に

その日の後刻に

その日の後刻に

作家
グレイス・ペイリー
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2017-08-31
ISBN
9784163907031
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その日の後刻に / 感想・レビュー

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starbro

村上春樹翻訳のため、手に取りました。グレイス・ペイリー、初読です。村上春樹が好きそうな、短編とショートストーリーの作品集、雰囲気は味わいましたが、あまり印象には残りませんでした。

2017/09/10

erierif

初グレイス・ペイリー。フェミニストでコミュニストでロシア系ユダヤ人の移民一家という思想背景の作家。文章は大変クセのない読みやすさなのに突然シビアな話が出てきたり今までに出てこなかった人が出てきて終わったりどう理解していいかたいへん戸惑った。しかしインタビューの聴くことストーリーヒアラーとして耳をすまして自分のヴォイスが出てくるようになったと読み、私なりにわかるようになった。とても興味深い作家。父親、友達、差別を糾弾した薬局の店主…いくつもの面や立場を同時に書くとこうなるのか?他の本ももっともっと読みたい。

2017/10/16

メセニ

これでグレイス・ペイリーの作品がすべて訳出されたことになる(と言ってもキャリアの中で3冊の短編集しか残していない)。『人生のちょっとした煩い』の感想にも書いたけど、彼女の文章がわりに苦手だ。一読しただけでは噛み砕けないというか、それはこちらの問題でもあるけど、物語内の視線の動きに追いつかないことがある。そこでの声や語らいは作家自身のルーツや思想に伴うもので、ことごとく私的でまっすぐな日常の切り取り方は攻撃的に映る。ただし。そのヴォイシングに耳をすませば、アグレッシブさの根底にある本来の優しさにも気がつく。

2017/08/30

OCEAN8380

ゆっくり丁寧に読んだけど話の真意が分からなかった。難しい作品でした。いつかリベンジしたい。

2017/12/31

吟遊

速読してしまったので、細かい読みができないが、文字面を追うだけでも密な濃度が伝わってきて、十分に手ごたえがあった。17の短編集で、掌篇という短さのものもあり、すらすらと読める。地の文に会話を入れたり、「意識の流れ」を組み込んだりと、丁寧に追おうとすると意外と読みにくいが、文章は平易。不思議な魅力。

2017/10/18

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