無敵の二人
無敵の二人 / 感想・レビュー
ナミのママ
第29代日本ライトフライ級王者の畠山昌人さん。そういえば女性トレーナーとの話をなんとなく記憶していました。これは二人をモデルにした小説です。初の女性トレーナーを幼少時代から追う前半、ストーリー展開が早く、面白いのですが。本人の様子はよくわかるものの、時代背景や描写が少なく感じました。ぐいぐい読めるのですが、映像として頭に入ってこなかったです。2人が出会いボクシング中心となった中盤からも変わらずかな。内容はとても面白かったのですが、もう少し奥深さのある文章で読みたいお話でした。
2017/10/09
さおり
私が好きな中村航さんが書いた、私が好きなボクシングのお話。なのだが、実話に基づいているからなのか何なのか、やけに淡々と過不足ない感じで進む。物足りなさを感じつつ読み進めて、298ページ目。雅斗の側から書かれたとこからが、良かった。泣いたよ。私もね、こんな風に生きていきたい。いつでも試合に出られるようにしておきたい。
2018/04/29
ユザキ部長
ケチつける様な言い方になってしまい申し訳無い。なんだろ、時系列が淡々としてる印象。それでもリングに立ち続ける二人は正に命がけ。これでもか!これでもか!とパンチを打ち続ける。ノンフィクションなんだろうけど、もしフィクションだったとしても、二人の行き先は作家でもわからない結末になったんではないだろうか?
2022/10/19
うどん
ボクシングはよく知らないんですが面白く読めました。
2017/10/07
りんご
北海道内のジム所属者では初の日本王者となった畠山。彼ととトレーナーの赤坂♀のお話。中村航ですが恋愛要素はなし。赤坂の熱中っぷりをご覧ください。就職する→これは天職だ→転職する→これこそ天職だ→転職する→私のやるべきことはこれだ!で父のボクシングジムの手伝いが始まります。タイトル戦へ挑戦し、その結果を受け赤坂は「この先」を見失います。休み明け、畠山に「これからどうするつもりなの?」と問います。答えに痺れます。畠山は常にストイック。ただしそれは終始赤坂が彼に言い続けてきたことそのものなのでした。
2022/06/25
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