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牛天神 損料屋喜八郎始末控え

牛天神 損料屋喜八郎始末控え

牛天神 損料屋喜八郎始末控え

作家
山本一力
出版社
文藝春秋
発売日
2018-01-11
ISBN
9784163907338
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牛天神 損料屋喜八郎始末控え / 感想・レビュー

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やま

喜八郎のまっとうな生き方に、力が湧いてきます。 シリーズ4作目。字の大きさは…小。 うしお汁。つけのぼせ。仲町のおぼろ月、にごり酒、春仕込み、牛天神の6話。 損料屋喜八郎は、恩義の有る先代米屋政八の頼みで、札差の2代目米屋政八を守るために奮闘する物語です。損料屋とは、鍋、釜などの生活必需品の賃貸業です。 テンポがよく、喜八郎の動きも良く読むのが楽しみな一冊です。 恩義の有る先輩のために身を犠牲にする祐助の心意気を書いた「つけのぼせ」がいいです。

2021/06/06

真理そら

幼い日の思い出や深川の人情やふるさとへの愛憎やいろいろ絡まった物語だけれど、江戸屋の仲居頭は市弥さんだった気が…。本名がすずよさんなのかなと思ってみたり…。このシリーズとしては大きい展開だったけれど悪人が出てこないのが少しさびしい。

2020/10/15

万葉語り

シリーズ4作目。郊外の大規模ショッピングセンターに駆逐される駅前商店街も地域コミュニティが息づいていれば、存続できるだろうという話。地域全体が罠にかからなければ、個人を対象に汚い手を使う鬼も、最後は人の子に戻ってしまった。久しぶり過ぎて前作を読み返したくなる。2018-31

2018/02/07

ジュール リブレ

損料屋 喜八郎のシリーズ。表題の牛天神は、珍しく深川を出て、小石川の天神さま。願掛けに毎日通う女と、しのび寄る悪いヤツ。さて、どんな始末が待っていますことやら。江戸っ子の粋、を、久々に読みました。

2018/02/17

ドナルド@灯れ松明の火

久しぶりの損料屋シリーズで期待して手に取った。始めの2つの話は従来の短編仕立てで軽く読めたが、牛天神に続く展開はなかなか面白かった。しかし有名になって何か書き流しているような感じも受けた。今回の主役はすず代だと思うがその描き方はなかなかうまいとは思った。ただ落としどころは意外なもので山本氏も読者受けを狙ったのかとやや拍子抜けしてしまった。

2018/05/29

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