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極夜行

極夜行

極夜行

作家
角幡唯介
出版社
文藝春秋
発売日
2018-02-09
ISBN
9784163907987
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極夜行 / 感想・レビュー

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鉄之助

自分も、本当の太陽を見ていない、と思った。北極圏に近い高緯度の真の闇「極夜の極夜」を体験はできないが、想像はできた。また、太陽が存在しない環境では、「極夜病」という病があることも知って驚き。太陽のかけがえのなさを、改めて知らされた。

2024/09/21

starbro

本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞作ということで読みました。角幡 唯介、初読です。極寒の暗闇の世界の冒険行、未知の世界に引摺り込まれました。地下室でも体調は悪くなりますが、極夜とは想像を絶する世界です。著者の経歴をみたら早大冒険部(探検部)OBでした。http://wasedatanken.com/ https://japanlocal358.com/waseda-tanken-kamchatka/#toc1 著者の他の作品も読んでみたいと思います。 私は無神論者ですが、信仰するとしたら太陽神ラーです。

2019/01/16

文庫フリーク@灯れ松明の火

【本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞作】東野圭吾さん小説に『白夜行』という作品がある。白夜の対義語が【極夜】公転軌道に対する地球の自転軸の傾きにより、薄明か太陽が沈んだ状態が続く現象で北極・南極の極地で起こる。その暗闇に閉ざされた世界を80日間、100キロ近い重量の橇2台を引いて探検した角幡唯介氏と1匹の犬・ウヤミリックによるノンフィクション。4年の歳月をかけた旅の準備、その要たる先行地へ配置したデポ(食糧や燃料など)を白熊に襲撃され、灯油や一部の装備以外消滅した出発前の4月。そして12月グリーンランド→

2018/12/04

みーまりぽん

月、星、闇、風、氷、そして犬と私。 自分を包む風景は命に直に繋がる物体・現象であり宇宙そのもの命そのものであるがゆえ壮絶に美しい。長い長い極夜を越えて出逢った巨大な太陽は一期一会、ただこの一刻ゆえこれもまた壮絶に美しいのだろう。 漆黒の闇といえば、30年前、バーニー先輩の車で連れて行かれた豊橋~三ヶ日間の旧・本坂トンネルでライトを消した瞬間の記憶ぐらいなのだが、あれはひょっとしたら極夜より暗いのでは... 最後に、この本はぜひ自称・愛犬家たちに、犬とのつきあい方を再考すべく読んで頂きたい、と強く思った。

2018/11/22

トムトム

白夜の逆、全く太陽の登らない極夜環境で数か月過ごしたあとに見る太陽は、どんな印象なんだろうなぁ。と思って実行してしまう人です。真っ暗な死と隣り合わせの雪国を、ソリ犬と2人で徒歩の旅。文章力がすごい!読んでいて一緒に落ち込み、ハラハラし、はしゃぎ、怒り、ホッとして、1冊読む間にかなり感情をかき乱されました。ノンストップ、おすすめのノンフィクションです。

2021/04/24

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