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憲法が変わるかもしれない社会

憲法が変わるかもしれない社会

憲法が変わるかもしれない社会

作家
高橋源一郎
長谷部 恭男
片山杜秀
石川健治
森達也
国谷 裕子
原武史
出版社
文藝春秋
発売日
2018-07-26
ISBN
9784163908786
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憲法が変わるかもしれない社会 / 感想・レビュー

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佐島楓

ネットの台頭が不寛容な社会を形成する大きな力になってしまっている。すべてのひとを柔らかく包めるような、まったく新しい交流の仕方というのはできないだろうか。ひとがひとである限り無理なのだろうか。絶望を深めるばかりだが、智慧はそれを超えていけないだろうか。

2018/08/26

ぐうぐう

世界が分断されていくことの認識を、日毎に実感させられる。それは何も、トランプ大統領の言動を見るまでもなく、ごくごく身近な場面で感じることが多い。例えば、ネット。全世界と繋がっているとされるインターネットは本来、多種多様な価値観が存在し、グローバルであるがゆえに寛容な空間になるはずなのに、右と左といったように、たった二種類で色分けされ、相手を否定し合う場と化していることが多い。(つづく)

2018/08/21

樋口佳之

昭和天皇は敗戦直後から人間天皇になられたはずでしたが、ああいう時はやはり神ですよ。ひとりの人間の生き死にが元号の変更に直結する。そんな人間が普通の人間であるとはなかなか思えないでしょう。/ああいう劇的な国民の体験が平成の終わりにはないことになった。それだけでも大変なことです。人間天皇を人間でなくする大きな機会として戦後民主主義の時代にも残された崩御のシステム。それを無力化するのが生前退位/タイトルからは予想しない量の天皇制論議だったけど改めて版元を見て納得。

2018/09/28

ruki5894

憲法を知る。まずはそのことから始めようと思うが、憲法を知るにはどうも民主主義を知らなすぎるということに気付いた。まぁ学者が一生かけて研究するくらいだから、忘れずに長くやっていこう。「憲法改正を私の手で!」とのたまうニュースを見て、何を言ってるのか。と、暗澹たる気分になった。

2019/12/10

miunac

言うまでもないことだが、文系の思考は全て仮説である。確か丸山眞男もそう言ってた。「絶対である」と言い張る現政権や歴史修正主義に対して、高橋源一郎は出来うる限りの仮説を提示したかったのだろう。私は部分的には同意し、部分的には反感を持った。それでいいのだ。画一的な正義があるなどと思うほど、私はお目出度くはないし、この世界は簡単ではない。

2018/08/12

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