任務の終わり 上
任務の終わり 上 / 感想・レビュー
starbro
スティーヴン・キングは、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。『ミスター・メルセデス』にはじまるミステリ三部作完結です。本作は、ミステリよりもホラー色が強いかも知れません。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。
2018/10/10
KAZOO
ホッジス(元)刑事シリーズ三部作の最後のものです。最初の話に繋がります。最初事件を起こした犯人が7年後にある媒介を通じて覚醒し、また犯罪を起こします。良くまあ考えているなあと思いますがこの作者の「セル」という作品とのつながりのようなものを覚えます。また荒木飛呂彦のコミックを思い出したりしました。私にとっては楽しめる作品です。
2019/06/03
茜
うーん、『ミスター・メルセデス』は確かミステリーだったはずなんだけど、ストーリーが進むにつれてサスペンス色が強くなってきたように感じました。このまま行くとなると自分の得意な土俵であるホラーで仕上げにかかってしまうのかな?と思いました。かと言って面白くないわけではありません。ホリーによって植物人間状態にされてしまった“メルセデス・キラー”が静かに反撃の機会を伺っている様は不気味で、これからどんな動きを見せてくるのか?と惹き込まれます。ホッジズの体調も気になるし、早く結末を知りたいので下巻へと向かいます。
2021/10/14
ちょろこ
不安感でいっぱいになってきた一冊。忘れられないあの忌まわしい事件。あの事件の陰で様々な人の人生が狂わされたことを改めて感じさせるスタート。あぁ、メルセデス・キラーことブレイディとの対決は終わっていない、むしろこれからが最後の対決、そう思うと興奮感を感じたが、ブレイディのとんでもない手段と手強さ、ホッジズの身体と、次第に不安感でいっぱいになってきた。ホッジズチームには何としても…!という思いがこみ上げてくる。下巻へ。
2018/11/27
のぶ
本書を読み始めて困った。前2作からの流れが大いにストーリーに関連がある事が分かった。自分は前2作を読んではいるが、内容にほとんど記憶がない。上巻を読む限りだが、それでも本作だけでも楽しめる本ではあると思った。探偵社を営むビル・ホッジズは昔の仲間の刑事から、ある事件の現場に来てほしいという連絡が入った。事件は無理心中だったこの心中事件が過去の事件との関連があると考え、ホッジズは調査を開始する。上巻を終わった段階でまだ先は見えない。感想は下巻で。
2018/11/03
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