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ブラック・スクリーム

ブラック・スクリーム

ブラック・スクリーム

作家
ジェフリー・ディーヴァー
池田真紀子
出版社
文藝春秋
発売日
2018-10-19
ISBN
9784163909219
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ブラック・スクリーム / 感想・レビュー

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W-G

事件の内容自体は、ひょっとしたらシリーズで一番つまらないかもしれない💦コンポーザーという怪しさ満点のキャラが、首吊り縄を現場にばら蒔きながら人をさらっていくという、ケレン味たっぷりな設定にもかかわらず、いつまでたっても誰も死なないので、不気味/不穏感がずっと中途半端なまま、別に期待していない方向に物語が転がっていってしまう。それでも一気読み出来るのは、個性的な新キャラたち、イタリアの捜査メンバーに依るところが大きい。若手刑事エルコレの、成長譚/サクセスストーリーとしては楽しむことが出来る。

2018/10/22

KAZOO

久しぶりにあまり肩を張らずにリラックスして楽しめました。最初の頃は緊迫感がずっと続くような感じでしたが、後半は話がイタリアに移り、これはどちらかというと半分はイタリアの森林警備官が主人公のような感じでした。人も危ういところで死にません。当初はグリーンランドを新婚旅行しようと思っていた主人公たちがイタリアのミラノで結婚式を挙げることになってしまっています。次回作も楽しみです。

2019/01/09

紅はこべ

このシリーズ、最近ちょっと気になるのが、ライムが芸術文学エンタメなどに一切無関心で無知なところ。犯罪捜査に関係なければ歴史にさえ疎い。『スコーピオン』のウォルターもそうだから、理系の天才の共通点か。友達にはなれないな。森林警備員の名前の由来は、ディーヴァーのクリスティへのオマージュだろうか。犯人と思われる人物の視点の章は疑ってかかる癖がついた。

2020/04/05

修一朗

シリーズ最新刊はナポリが舞台。時事問題として難民問題を取り上げているけども南イタリアは地理的にリビアからの難民問題が深刻だ。だからタイトルは原題「生き埋めの危機」だったのに,邦題「黒い絶叫」と犯人よりになってしまった。原題の方が全然よかったのに。微細物件から現場を炙り出しては危機一髪で犯行を防ぐパターンはいつも通り,犯人が妙に小粒だなと思っていたら,最後にいきなり‥っていう急展開に気持ちよくやられました。読み応えアリの2段組み495ページでした。次作もすでに邦訳準備中だとか,その前に旧作読み進めます。。

2018/12/30

stobe1904

【リンカーン・ライムシリーズ海外編】今回の犯人は音に異常なほど敏感な感覚を持つ『コンポーザー』。そのコンポーザーがニューヨークから逃走して、舞台はイタリアのナポリに。どんでん返しの切れ味もよく、高いレベルの面白さを維持している一方、欧州の難民問題など詰め込みすぎ感もあるが、リンカーン・ライムシリーズの変化球として楽しんだ。★★★☆☆

2019/12/09

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