平成くん、さようなら
平成くん、さようなら / 感想・レビュー
starbro
第160回芥川賞受賞作・候補作シリーズ、オーラス第六弾(6/6)です。古市 憲寿、初読です。本作は、平成終焉安楽死ファンタジー、[島田雅彦+田中康夫]÷2といった感じでした。話題性、内容から芥川賞受賞でも良かったのかも知れませんが、平成終焉安楽死という点が不敬にあたり、見送られたのかも知れません。OK Google!次回作は、『令和くん、こんにちは』でしょうか(笑)【読メエロ部】
2019/04/15
ウッディ
平成(ひとなり)という名前のおかげもあり、時代の波に乗り、メディアで活躍する主人公は、恋人に平成時代の終わりとともに安楽死することを告げる。タワマンに住み、合理的でクールな平成は、近未来の若者像として描かれ、安楽死の解釈が拡大した日本という仮想世界で、死に対する問題提起がされた小説でした。なぜ平成は死にたいと思ったのか、残される人々は自分の気持ちにどう折り合いをつけるのか、社会学者としての著者の想いが詰まっている感じでした。もう一つのテーマである性についての古市さんの考え方もわかり興味深い内容でした。
2020/01/30
Emperor
そういう人生、俺は否定しないよ。じゃあな、平成。またどっかで会おうぜ。
2019/04/27
うっちー
意外⁉️面白かったです。次回作がどんな作品か?
2019/06/06
こーた
何だろう、このいっこうに深まってかないかんじ。どこからでもスッと入りこめて、スラスラ読みすすめられる。なのに頭にはいっこも入ってこなくて、思考は伸びずに映像も何も浮かんでこない。ああ、あれと似ている。Facebookのタイムラインを読んでるときにかんじる、あの軽さ。自慰。ねえ平成くん、安楽死は自殺じゃダメなの。ねえ平成くん、彼女はただの聞き役だよね、これじゃあまるで対立がないよ。ねえ平成くん、何でこれが芥川賞候補になったの。ねえ古市くん、こんなんで社会学者を名乗ってて、ホントにだいじょうぶなの。
2019/04/04
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