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心霊電流 下

心霊電流 下

心霊電流 下

作家
スティーヴン・キング
峯村利哉
出版社
文藝春秋
発売日
2019-01-30
ISBN
9784163909660
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心霊電流 下 / 感想・レビュー

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absinthe

ラヴクラフト的な怪異のチラ見せホラー。エンジンが掛かるのは下巻の後半なので、直球ホラーにこだわる人には向かない。長閑な情景の描写に行をふんだんに使っており、そこが楽しめないと本書は楽しめない。霊や吸血鬼等の古典ホラーは超自然的アイテムを必要とし、昔から近代科学とは相性が悪い。キングだからモダンホラーで新たな試みをするのかと期待したが、古典的アイテムに戻ってしまった。とはいっても、最後まで飽きさせない語りの上手さはさすが。

2019/05/21

starbro

上・下巻、540頁、完読しました。著者が、ミステリ三部作を書いたせいか、著者の老いのせいか、私が国産の怖い小説を読んでいるせいか解りませんが、全然怖くありませんでした。本国アメリカの読者は、怖さを感じて読んでいるのでしょうか?

2019/02/27

KAZOO

後半になるともと牧師とこの主人公の距離が近くなります。かなり怖いという帯の言葉で期待をしていて、フランケンシュタインの作者やラブクラフトへのオマージュ的な要素があって牧師の死んだ家族が生き返るのかと思いましたら違いました。少し前に読んだ澤村伊智さんの短編集の中に出てきたものの方が怖い感じがしました。上下巻を読んでいて「グリーンマイル」を思い出しました。

2019/08/09

nuit@積読消化中

なんともキングらしい。家族との再会やノスタルジックな場面では涙することも。しかし、案の定、扉の向こう側はなんともおぞましい世界が繰り広げられていていたではないか!だから止めろと言ったのに…(笑)。そして、キーはE。クソ格好いい曲はみんなEから始まるのである。

2019/03/15

たいぱぱ

「何かが起こった」そして扉の向こうからマザーがやって来る。なんて書くと怖い感じがしますが、ぜーんぜん怖くありません。B級ホラー映画のようなラストにインパクトはありませんが、ストーリーはすこぶる面白くグイグイ読ませてくれました。元牧師が行う電気治療によって起こる奇跡と恐怖。キリスト教圏に住む欧米の人たちと、我々多神教圏では恐怖が違うのかもしれません。やってる事はともかく元牧師の意見はごもっともです。しかし邦題なんとかならないかな?キングらしいといえばそうですが、原題「リバイバル」ですからね(笑)

2020/12/17

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